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はじめてでもわかるFX初心者入門

FX入門で、初心者でも外国為替証拠金取引 FX(Foreign Exchange)に投資してみましょう。誰でも始められるからこそ、利益を手にする前に基本知識を頭にいれるのがおすすめです。

Article By forex.com
2024年2月6日 午後12:43

目次

FXで扱うのは外国為替です。円やドルなどの各国の通貨を売買して利益を狙う投資商品です。通貨の売買と言われるとイメージが湧きづらいので海外旅行を例にしてみましょう。

FXのイメージは海外旅行の両替

例えばアメリカへ海外旅行へ行くときは現地での買い物をするために日本円をアメリカドルに両替します。日本へ帰ってきたら残ったアメリカドルを日本円に換金して元に戻します。 このときに行われているのが通貨の売買です。日本円からアメリカドルに両替するときはドルを買って日本円を支払っていることになり、戻すときはこの逆を行います。

FXとは何の略か

FXは「Foreign eXchange」の頭文字をとったもので、和訳すると外国為替証拠金取引となります。外貨預金のように外国通貨へ投資を行う金融商品を指します。
FXでは2カ国間の通貨を取引しますが、どこの国の通貨とでも売買できるわけではありません。扱える通貨の組み合わせにはルールがあり、それを通貨ペアと呼びます。

通貨ペアの意味

通貨ペアは「USDJPY」のようにアルファベット6文字で表されます。前半の3文字はUnited States Dollar(アメリカドル)、後半の3文字はJaPanese Yen(日本円)を意味し、それぞれ頭文字をとって3文字で表記します。これは世界共通でUSDJPYはドルと円の取引ペアであることを意味します。

通貨ペアのルール

通貨ペアの表記にはルールがあります。左側の通貨は基軸通貨、右側の通貨は決済通貨と呼ばれます。基軸通貨は決済通貨を取引する際の基準となる通貨で、基軸通貨1単位を決済通貨で買う場合いくらなのかを表します。 ニュースなどで「1ドル=140円」と言われるのはUSDJPYのように基軸通貨がドルであるからです。1円=0.7ドルと言わないのは円は基軸通貨ではないからで、JPYUSDと表記することもありません。

通貨ペアで使う3文字のアルファベット

FX取引で使われる主な通貨の略称は以下のとおりです。

2カ国間の通貨の売買をして利益が出る、FXの仕組みを詳しく見ていきます。

両替の差額を狙った売買益で利益を狙う

外貨は日々価格が変動します。そのため買った時点と売った時点で価格に差があれば、その差益が利益となります。 例えばアメリカに旅行に行く際に1ドル=100円で10万円をアメリカドルに両替したとします。しかし旅行が中止になってしまったので両替した10万円を日本円に戻した際に価格が変動しており1ドル=110円で両替されました。換金されたお金は11万円となり1万円得したことになります。

2か国の金利差を狙ったスワップ金利で利益を狙う

一方で2カ国の金利差を利用して利息を得る方法もあります。これをスワップ金利(スワップポイント)と呼び、購入した通貨を手放さない限り金額に応じて毎日利息が支払われます。

金利差とは

日本の銀行の金利は限りなく0に近い状態ですが、外国では預金するだけで5%や10%などの金利がつく国もあります。FXでは外国の通貨を購入して保有するわけですが、その国の通貨を保有しているときにはその国の金利が適用され、このときに発生する2カ国間の金利差の分だけ利息が支払われます。 特徴としては月毎や年単位ではなく毎日貰えることです。買った通貨を保有し続けている限り毎日スワップ金利が獲得できます。

支払いが発生することも

スワップ金利には落とし穴があり、購入した通貨よりも支払った通貨の方が金利が高ければ金利差分の支払いが発生します。マイナススワップと呼ばれ、保有すればするほど支払いが続いてしまうので注意が必要です。

(FX取引で利益を手にした場合、確定申告が必要となります。FXの税金事情・税率は別ページにて細かく紹介しています。)

FX取引の特徴として通貨価値が上下に変動することに対して買い取引から始めるのはもちろん、売り取引から始められることが挙げられます。この通貨を買ったり売ったりすることを、ポジションを取ると表現します。

 

※合わせてFXの始め方・やり方ガイドも参考にご覧ください。

FXのイメージは物々交換

通貨というお金の価値が変動することはなかなかイメージしづらいですが、物々交換で想像してみます。 お米が豊作で世の中にたくさんある状態ではお米は溢れており価値はあまり高くありません。そのため米1kgとジュース1本で交換できました。ところが不作が続きお米が世の中から少なくなってくるとお米の価値は上がります。それまでジュース1本でお米1kgと交換してくれていたのに3本必要になりました。これが価値の変動です。 国が経済成長すると通貨価値が上昇しますし、不況や戦争で国が揺らぐと通貨価値は下がるのです。FXは買いも売りもできるので、どちらになっても利益を狙えるのが強みと言えます。

持っていないのに売りから取引できる理由

FX取引では保有していない通貨を売ることからも始められます。持っていないものを売りますが先に仕入れをする必要はなく、FX会社から一時的に借りて取引をし買い戻したときにFX会社に返すようなイメージを持つといいでしょう。 株式の空売りと違い買い戻す期限の定めもありません。為替という現金の運搬を必要としない決済方法だからこそできる取引方法です。

FXの魅力は少資金からでも始められることです。その理由がレバレッジ。どういったものなのか見ていきましょう。

資金と証拠金

FXでは取引口座に資金を入れるとそのお金は「口座内証拠金」(以下、証拠金)と名称が変わります。 この証拠金を担保に取引を行なっていきます。通貨を購入する際に担保となる証拠金のことを必要証拠金、通貨を維持するために必要な証拠金を維持証拠金、口座内の証拠金に対して維持に必要な維持証拠金の割合を証拠金維持率と呼びます。 この3つの証拠金はレバレッジによって変動します。

少ない証拠金で大きなお金を動かせる

FXには証拠金を担保にして大きなお金を動かすレバレッジと呼ばれるものがあります。レバレッジとは「てこ」を意味し、小さな力で重いものを動かせることに由来します。 FOREX.comでは25倍までのレバレッジをかけることが可能で、これは10万円の証拠金で250万円までの取引ができることになります。

レバレッジの有効性と落とし穴

レバレッジを使うと資金効率が大きく上がります。その取引例と忘れがちな落とし穴を確認していきます。

レバレッジを使った取引例

レバレッジをかけたときと、かけないときではその利益に大きな差が生まれます。例えば1ドル140円とした場合、レバレッジをかけずに100通貨を購入した取引とレバレッジをかけて2500通貨を購入した取引で比べてみます。 その後ドルの価値が上昇し1ドル=141円になったときに売却した場合、レバレッジをかけずに取引した方の利益は100円。レバレッジ25倍で取引した方の利益は2,500円となります。

レバレッジに潜む落とし穴

利益になったときは大きな金額を得ることができますが、損失も大きくなることを忘れてはいけません。先ほどの例でドルの価値が下落し1ドル=139円になったときに売却した場合はレバレッジをかけていなければ100円の損失ですが、レバレッジ25倍で取引している場合は2,500円の損失です。リスクも大きくなることを理解しておきましょう。
証券会社では顧客の証拠金を守り借金を背負わせないようにするために強制的に決済を行うロスカットを導入しています。

証拠金と証拠金維持率の関係

ロスカットは預け入れた証拠金に対して未決済(通貨保有状態)の損失額が一定の水準に達したときに、口座保有者の承認を得ることなく強制的に決済が行われます。FOREX.comでは証拠金維持率が100%を下回るとロスカットが発動します。 証拠金維持率の計算は以下の通りです。 証拠金維持率=口座内証拠金 ÷ 必要証拠金 ×100

ロスカットがないとどうなるか

もしロスカットがない場合、ご自身で損失確定の決済を行わないと口座内証拠金がマイナスになっても決済は行われず、その損失は借金として支払う必要があります。損失になっている状態で決済をするのは心理的にも負担が大きくズルズルと損失を大きくしてしまう方が後を絶ちません。そのためFXの各業者はいずれもロスカットを採用しています。
FX取引にはどのようなメリットがあるのか5つにまとめました。

少額から取引を始められる

FX取引は株式投資と違い少額からでも始められる魅力があります。25倍という大きなレバレッジのおかげで5,000円程度から始めることができるお手軽さが人気の秘密です。FOREX.comでは数百円からでも始められるご用意をしています。

24時間取引が可能

FX取引には株式取引のように取引所と呼ばれる場所が存在しません。そのためどこかの国のマーケットが開いていれば取引が可能となります。時差により必ずどこかのマーケットが開いているFXは平日であれば24時間取引ができる自由度が多くの利用者に支持されているのです。

ネット環境があれば場所を問わない

オンラインで決済までを行えられるFX注文方法は、ネット環境があれば地球のどこにいても取引が可能です。ご自宅でも旅行先でも取引できる環境があります。

世界最大のマーケット

2022年の国内FXの取引額は1京円を超えています。同じ年の株式取引額は605兆円程度なのでFX市場がどれほど大きいかがわかります。巨大なマーケットであるからこそ大きなチャンスがあります。
参考資料➝FX・暗号資産(仮想通貨)取引業界 市場規模・動向や企業情報 | NIKKEI COMPASS – 日本経済新聞

手数料や取引コストが安い

FX取引では株取引に比べて手数料や取引コストが安いことが挙げられます。株式投資では必要となる口座管理費や売買手数料、維持費などはすべて無料となっています。必要となるのはスプレッドと呼ばれる買値と売値の差額だけですが、これも外貨預金などに比べるとかなり低く設定されています。
FX取引を行うことで被るデメリットについてまとめました。

預けた証拠金以上の損失が出る可能性がある

FX取引では口座内証拠金が0になったとしても決済が行われていなければ、損失はどんどん膨らみます。その結果口座残高がマイナスとなってしまう場合もあるのです。そうならないためのロスカットですが、短時間で価格が大きく動いてしまった場合はシステム上、ロスカットが間に合わず預け入れた証拠金以上の損失が出てしまう可能性があることは理解しておきましょう。

短時間で大きな損失を受けるリスクがある

通貨の価値は国の価値そのものです。そのため世界的に影響があるようなニュースが発表された場合、短時間で大きな暴落、または暴騰をする可能性があります。リーマンショックやコロナショックなどでは通常では考えられないほどの値動きを短時間で記録しています。FX取引にはこのようなリスクがあることを理解しておきましょう。

マーケットが大きく先読みが難しい

FX取引では株式取引と違い、値動きの方向に対して明確に参考になる資料というものはありません。また市場規模が大きく市場参加者が大多数のためどう考えるのか見当が付けづらいのです。それでもテクニカル分析やファンダメンタルズ分析などによりある程度の目安はつけることはできます。
初心者がFXで成功するために必ず守るべき掟が3つあります。

売買タイミングや取引手法をルール化すること

FX取引で重要なのは値頃感で取引をしないことです。上がりそうとか下がりそうという一時的な感情での取引をしていてはFXで成功するのは難しいでしょう。テクニカル分析に代表される売買するタイミングや取引手法などをルール化しそれを守ることでFXで利益を上げることができるのです。

自身にあった最適な資金量とポジション量の大きさを把握すること

早く稼ぎたいという気持ちは誰にでもありますが、ご自身の資金量を超えたレバレッジのかけ過ぎやポジションサイズは少しの逆行でロスカットを引き起こします。資金量に合った最適なポジションサイズに収まるように資金を管理して取引に臨むことが成功の近道だと心がけましょう。

最低限の用語や操作方法を覚えること

FX取引は投資です。最低限の用語や取引ツールの操作方法は必ず覚えるようにしましょう。買いと売りを間違えた、発注量を間違えた、成行注文時に価格を間違えたなど人為的ミスで損失を出してしまうのはとてももったいないことです。
成功とは真逆に進んでしまう失敗する人がやりがちなことを3つにまとめました。

短期間で大きな利益を狙う

FX取引は取引方法によっては短期的に大きな利益を上げることもできます。しかしそれは同時に短期的に自分の資産を大きく減らしてしまう可能性も孕んでいます。FXで失敗する人の多くは短期的な利益を求めるあまりわずかな損失を許容できずに大きな資産を失っています。長期的な目線を持って取り組みましょう。

ギャンブル的な取引を繰り返す

FX取引を覚えて少し経つと値動きに上か下かの1/2のようなイメージを持ってしまい、値頃感やもうそろそろ的な感覚でエントリーを繰り返してしまいがちです。いわゆる天底と言われる場所での取引です。予想が当たったときは気持ちいいですがFXは上か下かという単純なものではなくその正解率は限りなく低くなります。コインの裏表を当てるものではありませんのでしっかりと分析をしてから取引を行いましょう。

損切りをしない

FX取引においてポジションを持った方向とは逆に価格が動いた時は素早く損切りをして損失をなるべく抑えることが大切になります。しかしご自身の証拠金が口座から減ることを嫌い「価格はいつか戻ってくるはず」と損切りをしない方を多く見かけます。結果損切りをせずにいた場合の多くはロスカットを迎え損失は大きくなってしまいます。必要な損失だと割り切りしっかりと損切りを行うことがFXで失敗しないコツです。
FXはお手軽に始められる反面、よく理解しないまま行ってしまうとギャンブル的な取引を繰り返してしまいがちです。一方でしっかりと分析を行いリスクを管理して取り組めば長期的に利益を出せる素晴らしい投資です。 FOREX.comではたくさんのテクニカル分析やファンダメンタル分析、ツールの使用方法などを詳しく解説したページをご用意しています。これからFXを始める方にとって有益な情報をお届けしておりますので是非ご活用ください。
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