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【FX初心者】設定すればあとは待つだけ!? IFO注文のやり方

IFO注文はIFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。新規注文と同時に利益確定注文と損切り注文の3つの予約を同時に行うことで注文を自動化します。この記事ではIFO注文の使い方について解説していきます。

著者 forex.com
2024年8月1日 午前10:45

目次

IFO注文はIFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。新規注文と同時に利益確定注文と損切り注文の3つの予約を同時に行うことで注文を自動化します。この記事ではIFO注文の使い方について解説していきます。


IFO注文とは予約注文のIFD注文と2つの注文を同時に発注するOCO注文を組み合わせて発注する予約注文のひとつです。2つの注文方法を組み合わせることで設定後は新規注文から損切り、益出しまでをシステムが自動で行います。

IFO注文は何の略?

IFO注文は「IFDOCO注文(イフダンオーシーオー注文)」の略で「アイエフオー注文」と呼びます。新規注文と決済注文を同時に予約できるIFD注文に、損切りと利益確定の注文を同時に出せるOCO注文を組み合わせたもので、新規発注と共に損切りと利益確定の3つの注文を同時に発注します。

IFO注文を言葉で表現すると

IFO注文はチャート分析をしているときの言葉で表すとイメージしやすいでしょう。例えば「もし価格が99円まで下がったら買いでエントリーして、その後102円になったら利益確定の決済をしたいが、価格が上がらず98円まで下落したら損切りをしたい」と考えた場合、この言葉通りに予約注文として発注できます。
IFO注文を設定する際は「99.000円に買いの指値注文を予約、102.000円に売り決済の指値注文を予約、98.000円売りの逆指値予約をする」と発注を行います。

IFO注文の仕組み

IFO注文の仕組みは次の3ステップで成り立っています。

新規注文と益出し注文、損切り注文の価格を設定する
新規注文が約定されると同時に益出しと損切りの注文が自動で発注される
益出しか損切りのどちらかの注文が約定されると、もう片方の注文が自動でキャンセルされる

予約注文ですので指定価格に到達しなければ約定は行われませんが、新規注文から決済までがワンパッケージで設定できる便利な仕組みです。
また設定した予約価格は、新規注文価格は約定するまで、益出しと損切りの価格は決済されるまで変更が可能ですので、自由度が高い注文方法と言えるでしょう。


ここではIFO注文を使って行う発注イメージを2つの場面を用いて解説します。

押し目買いでIFO注文を活用する

出所:FOREX.com/USDJPY/1時間足/27日取得

上記チャートはUSDJPY1時間足で上昇トレンドが継続している場面です。前回の高値である146.419円まで価格が落ちてきたら押し目買いでポジションを持ち、その後150円まで上昇したら利益確定を狙います。ただしポジション保有後に価格が上昇せずに前回の安値144.341円を割り込んだら損切りを考えなくてはいけません。
IFO注文で発注する場合は、まず新規注文で買いの指値予約を前回高値の146.419円よりも少し上の「146.450円」で設定します。そして利益確定の売り指値を目標の150円の少し下「149.950円」に指定、最後に損切りの売り逆指値を前回安値の144.341円よりも少し下の「144.250円」に指定すれば設定完了です。
意識されやすい価格付近では買いと売りの拮抗が起こりやすく、わずかに届かなかったり多少行き過ぎることがあるため指定価格に少し余裕を持たせて設定することがポイントとなります

今回の例のIFO注文
新規買い指値  ➝ 146.450
決済売り指値  ➝ 149.950
決済売り逆指値 ➝ 144.250

レンジ相場でIFO注文を活用する

出所:FOREX.com/USDJPY/15分足/27日取得

上記チャートはUSDJPY15分足でレンジ相場が続いている場面です。価格はレンジ内で上昇しているのでレンジ上限である147.456付近に到達したら売りを仕掛け、その後レンジ下限の146.579付近に到達したら利益確定を狙います。ただし価格がレンジを上抜けてしまったら損切りを考えなければいけません。

IFO注文で発注する場合は、まず新規注文で売りの指値予約をレンジ上限147.458よりも少し下の「147.400」で設定します。そして利益確定の買い指値をレンジ下限146.479の少し上「146.500」に指定、最後に損切りの買い逆指値をレンジ上限の少し上「147.600」に指定すれば設定完了です。ここでもレンジ上限下限の価格から少し余裕を持たせて設定しています。

今回の例のIFO注文
新規売り指値  ➝ 147.400
決済買い指値  ➝ 146.500
決済買い逆指値 ➝ 147.600

ここではFOREX.comWebtraderの画面を使ってIFO注文の方法を解説します。新規注文は指値、逆指値のどちらからでも発注することはできますが今回は指値注文を使って解説していきます。

すべての予約注文を同時に発注する

出所:FOREX.com/USDJPY/15分足/27日取得

チャート画面上部のタブから買いか売りかどちらかの「マーケット」ボタンをクリックします
注文パネルが展開されますので「注文」タブをクリックする
レート欄に現在よりも有利な価格を指定します
 (買いならば現在よりも安いレートを、売りならば現在よりも高いレートを指定)
発注する数量を指定します
有効期限をクリックしてプルダウンリストから希望する期限を指定します
逆指値のボックスにチェックを入れ、レート欄に損切りをする価格を入力します
指値のボックスにチェックを入れ、レート欄に利益確定目標の価格を入力します
それぞれの必要pipsと金額が表示されるので確認します
「注文確定」をクリックすれば指定した内容でIFO注文が発注されます

IFO注文の有効期限

IFO注文の有効期限も他の予約注文と同様に設定できます。

GTC➝ご自身でキャンセルするまで有効
GTD➝取引営業日内のみ有効
GTT➝有効期限を指定する



使いこなせればとても便利なIFO注文ですがメリットばかりではなくデメリットも存在します。注意点と合わせて確認しておきましょう。

IFO注文は完全に放置できる注文方法…だけど

IFO注文はチャートを分析して価格予測のシナリオを立ててしまえば、指定する3つの価格が決まるので設定後はチャートを見ていなくても取引が完結します。いわば完全放置となるわけですが、注意点は「立てたシナリオの賞味期限」も決めておくことです。チャートを分析したあとに指定価格を決めIFO注文を設定しますが、時間が経てばその分析の信頼度はどんどん薄れていきます。IFO注文で設定した新規注文が約定されないまま時間が経ってしまったときは再度チャートを分析してIFO注文の指定価格の見直しも検討しましょう。

IFO注文のメリットとデメリット

IFO注文の最大のメリットは「チャート画面に張り付くことなく取引が完結する」ことです。すべての取引が予約できるので、一度設定をしてしまえば頻繁にチャートを見る必要はありません。
一方でデメリットとしては、他の予約注文と同じく指定した価格に到達しなければ約定しないことです。想定したシナリオは合っているのにわずかに価格が届かずに順行してしまうこともあるでしょう。少し余裕を持った指定価格にするなど対策を立てておくことも重要です。


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