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【FX初心者】利益も損失も管理できる!IFD注文のやり方

新規注文と同時に決済注文を発注できるIFD注文。設定をしておけば新規注文から決済注文までセットで自動的に注文が執行されます。特に損切りを目的とした損切り注文との組み合わせがポイントになる予約注文のひとつです。この記事ではIFD注文の使い方について解説していきます。

著者 forex.com
2024年7月31日 午前10:40

目次

IFD注文とは新規注文と決済注文を同時に出すことができる注文方法で、発注時に設定しておくだけで自動でエントリーし決済注文の発注まで行ってくれます。

IFDは「IF Done」の略で「イフダン注文」または「アイエフディー注文」と読みます。

 

IFD注文を言葉で表す

IFD注文のイメージはチャート分析をしているときの言葉で表すことができます。例えば「もし価格が99.000円まで下がったら買いでエントリーして、その後102.000円になったら利益確定の決済をしたい」と考えた場合、この言葉通りに予約注文として発注できます。

IFD注文を発注する際には「99.000円に買いの指値注文を予約し、新規注文が約定されたら102.000円に売り決済の指値注文を予約する」と設定を行います。

IFD注文で出来る注文は4種類!

IFD注文でできる注文には4つの種類があります。それぞれ簡単に説明します。

新規指値注文と指値決済注文の組み合わせ
今よりも有利な価格で新規注文を入れ、約定した場合に利益確定のための注文を指値で予約する
新規指値注文と逆指値決済注文の組み合わせ
今よりも有利な価格で新規注文を入れ、約定した場合に損失を限定するための損切り注文を逆指値で予約する
新規逆指値注文と指値決済注文の組み合わせ
今よりも不利な価格で新規注文を入れ、約定した場合に利益確定のための注文を指値で予約する  
新規逆指値注文と逆指値決済注文の組み合わせ
今よりも不利な価格で新規注文を入れ、約定した場合に損失を限定するための損切り注文を逆指値で予約する。

新規注文が約定した後に「利益を優先するか損失を限定するのか」に分かれていると考えれば理解しやすいでしょう。

逆指値注文は指定した価格で必ず約定するという注文方法ではありません。逆指値注文はスリッページが発生しやすい注文方法で、相場の急落・急騰等、市場状況により、スリッページが大きくなる場合があります。

IFD注文のおすすめポイント

FXではいかに損失を限定し、利益を残すかがポイントとなります。そのためIFD注文を利用する際は上記組み合わせの②と④をまずはセットで使ってみましょう。
含み損を抱えているときに手動で損切り決済をすることは精神面での負担が大きく、損切をしなければいけないと分かっていてもずるずる決済できないことが多く起こりえます。。自動で損切り注文を執行してくれる逆指値決済との組み合わせを使うことで資金管理を徹底でき、また精神的負担を軽くしてくれます。

ここではFOREX.comWebtraderの画面を使ってIFD注文の方法を解説します。IFD注文で使える4つの組合せの内、ご自身がどの組み合わせを使いたいのか確認しましょう。

①新規指値注文と利益確定注文を予約するIFD注文のやり方

出所:FOREX.com/USDJPY/1時間足/25日取得

チャート画面上部のタブから買いか売りかどちらかの「マーケット」ボタンをクリックします
注文パネルが展開されますので「注文」タブをクリックする
レート欄に現在よりも有利な価格を指定します
 (買いならば現在よりも安いレートを、売りならば現在よりも高いレートを指定)
発注する数量を指定します
有効期限をクリックしてプルダウンリストから希望する期限を指定します
指値のボックスにチェックを入れ、レート欄に利益確定目標の価格を入力します
必要pipsと利益額が表示されるので確認します
「注文確定」をクリックすれば指定した内容でIFD注文が発注されます

②新規指値注文とストップ注文を予約するIFD注文のやり方

出所:FOREX.com/USDJPY/1時間足/25日取得

※①②は割愛します
レート欄に現在よりも有利な価格を指定します
    (買いならば現在よりも安いレートを、売りならば現在よりも高いレートを指定)
発注する数量を指定します
有効期限をクリックしてプルダウンリストから希望する期限を指定します
逆指値のボックスにチェックを入れ、レート欄に損切りとする価格を入力します
必要pipsと損失額が表示されるので確認します
「注文確定」をクリックすれば指定した内容でIFD注文が発注されます

③新規逆指値注文と利益確定注文を予約するIFD注文のやり方

出所:FOREX.com/USDJPY/1時間足/25日取得

※①②は割愛します
レート欄に現在よりも不利な価格を指定します
 (買いならば現在よりも高いレートを、売りならば現在よりも安いレートを指定)
発注する数量を指定します
有効期限をクリックしてプルダウンリストから希望する期限を指定します
指値のボックスにチェックを入れ、レート欄に利益確定目標の価格を入力します
必要pipsと利益額が表示されるので確認します
「注文確定」をクリックすれば指定した内容でIFD注文が発注されます

④新規逆指値注文とストップ注文を予約するIFD注文のやり方

出所:FOREX.com/USDJPY/1時間足/25日取得

※①②は割愛します
レート欄に現在よりも不利な価格を指定します
 (買いならば現在よりも高いレートを、売りならば現在よりも安いレートを指定)
発注する数量を指定します
有効期限をクリックしてプルダウンリストから希望する期限を指定します
逆指値のボックスにチェックを入れ、レート欄に損切りとする価格を入力します
必要pipsと損失額が表示されるので確認します
「注文確定」をクリックすれば指定した内容でIFD注文が発注されます

IFD注文を使う際の注意点をまとめました。利用前には必ず理解しておきましょう。

新規注文も決済注文も予約注文である

IFD注文は新規注文も決済注文も「予約注文」であるため、為替レートが指定した価格まで到達しなければ約定されることはありません。予測した思惑通りの方向に価格が進んでいても、約定されていなければ利益を得ることはできず機会損失となる可能性があります。

有効期限の設定し忘れには要注意

IFD注文の発注時には有効期限を設定しておくことをお勧めします。発注した予約注文は「取り消し操作を行うまで有効」となります。発注したことを忘れて予期せぬタイミングで約定してしまうと思わぬ損失を招きかねません。「取り消し操作をうっかり忘れていた」を防ぐためにも有効期限は必ず設定する癖をつけておきましょう。 有効期限の設定は次の通りです。

GTC➝ご自身でキャンセルするまで有効
GTD➝取引営業日内のみ有効
GTT➝有効期限を指定する


 
※逆指値注文は指定した価格で必ず約定するという注文方法ではありません。逆指値注文はスリッページが発生しやすい注文方法で、相場の急落・急騰等、市場状況により、スリッページが大きくなる場合があります。

IFD注文と合わせて知っておくべきな発注法がOCO注文です。同時に2注文を出しながら、片方の約定とともにもう片方をキャンセルする予約注文方法で、リスクコントロールの一案としても利用されています。OCO注文のやり方は別ページにて細かく紹介しています。

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