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【FX初心者】予約した希望レートで発注!指値注文と逆指値注文のやり方

ポジションを保有したい価格(為替レート)が希望する価格に到達すると自動で注文を執行するのが指値注文・逆指値注文で予約注文とも言われます。指値注文・逆指値注文を使いこなせれば様々なシーンで機会損失を防げます。この記事では指値注文と逆指値注文について解説していきます。

著者 forex.com
2024年7月30日 午後12:21

目次

予約注文とは希望の価格(為替レート)を指定して、その価格に為替レートが到達すると自動で成行注文を発注する注文方法です。代表的な予約注文として「指値注文」と「逆指値注文」があり、この2つは真逆の性質を持ちます。

なお指値注文、逆指値注文ともに指定した価格での約定が保証されているわけではありません。また、逆指値注文ではスリッページの発生にも注意する必要があります。浮き沈みが激しい相場では高リスクであり、約定がつけにくい注文と言えます。

それでは詳しくみていきましょう。

指値注文とは

指値注文とは「現在の価格よりも有利な価格を指定して発注する注文方法」のことで、価格=値を指定することから指値注文と呼ばれます。

現在よりも有利な価格とは買い取引では現在よりも低い価格、売り取引では現在よりも高い価格を指します。今よりも安く買ったり高く売ったりすれば利益が大きくなるイメージを持つとわかりやすいでしょう。

逆指値注文とは

逆指値注文とは「現在よりも不利な価格を指定して発注する注文方法」のことで、指値注文とは逆側に価格を指定するので逆指値注文と呼ばれます。

現在よりも不利な価格とは買い取引では現在よりも高い価格、売り取引では現在よりも安い価格のことを指します。今よりも高く買う、今よりも安く売ると聞くと一見利益を出すことに反するような仕組みですが、高値を超えたらまだまだ上がる、安値を割り込んだらまだまだ下がるなど、特定の価格や高安値よりも先の価格を指定する注文方法です。



ここではFOREX.comWebtraderの実際の画面を使って予約注文方法を解説します。指値注文と逆指値注文の注文方法は同じ画面を使います。ご自身がどちらの注文を行おうとしているのか確認しておきましょう。

指値注文の発注方法

出所:FOREX.com/USDJPY/1時間足/25日取得

チャート画面上部のタブから買いか売りかどちらかの「マーケット」ボタンをクリックします

注文パネルが展開されますので「注文」タブをクリックする

レート欄に現在よりも有利な価格を指定します

 (買いならば現在よりも安いレートを、売りならば現在よりも高いレートを指定)

発注する数量を指定します

有効期限をクリックしてプルダウンリストから希望する期限を指定します

「注文確定」をクリックすれば指定した内容で指値注文が発注されます

逆指値注文の発注方法

出所:FOREX.com/USDJPY/1時間足/25日取得

チャート画面上部のタブから買いか売りかどちらかの「マーケット」ボタンをクリックします

注文パネルが展開されますので「注文」タブをクリックする

レート欄に現在よりも不利な価格を指定します

 (買いならば現在よりも高いレートを、売りならば現在よりも安いレートを指定)

発注する数量を指定します

有効期限をクリックしてプルダウンリストから希望する期限を指定します

「注文確定」をクリックすれば指定した内容で指値注文が発注されます

 

※指値、逆指値注文では注文パネル内にどちらの注文なのかの区別はありません。指定したレートが現在価格よりも有利か不利か自動で判定して注文が予約されますので、指定価格の間違いには注意してください。

指値・逆指値注文の有効期限

予約注文では有効期限を設定できます。有効期限として設定できるのは次の3つです。

取り消すまで有効なGTC

GTCは「Good ’til Cancelled」の頭文字で、発注した予約注文はご自身がキャンセルを行うまで有効となります。キャンセルを忘れてしまい予期せぬタイミングで約定してしまわないように、予約注文の管理が必要になります。

取引営業日内だけ有効なGTD

GTDは「Good ’til Day」の頭文字で、発注した予約注文は取引営業日内のみ有効となり翌日以降は自動でキャンセルとなります。取引営業日とは日足の切り替わり時間を指します。

有効期限を日次で指定するGTT

GTTは「Good ’til Time」の頭文字で、発注した予約注文は指定した日時まで有効となり、その日時以降は自動でキャンセルとなります。日付に加えて時間まで指定できます。



指値注文と逆指値注文にはどのような特徴があるのか、メリットとデメリットに分けて解説していきます。

指値注文、逆指値注文のメリット

指値注文と逆指値注文のメリットは注文価格を予め指定できることです。チャートを分析し値動きの予測を立て、その価格に注文の発注を設定しておけば価格到達時に自動的に成行注文が発注されます。設定を終えればチャート画面の前にいる必要もなく自動で注文の執行が行われます。 また、原則としてスリッページはないものの、週明け(月曜午前7時)約定での指値注文の場合オープンレートが成立に使用され、より有利な方向にスリッページが見られるのが一般的です。ただし、逆指値注文の場合これが真逆になり、デメリット・リスクとなりえます。

指値注文、逆指値注文のデメリット

指値注文と逆指値注文のデメリットは、予め指定した予約価格に到達しなければ注文が発注されないことです。わずか1pipsでも達していなければ発注は行われず、思惑通りの方向に価格が進んだとしても1円の利益を得ることもできません。指値、逆指値で注文を入れる時は指定する価格に若干の余裕を持たせることがポイントです。

なお指値注文、逆指値注文ともに予め指定した予約価格に価格が到達した時点で成行注文が発注されます。予め指定した発注価格での約定が保証されているわけではありません。 また、上記のとおり逆指値注文ではスリッページの発生にも注意する必要があります。浮き沈みが激しい相場では高リスクであり、約定がつけにくい注文と言えるでしょう。

指値注文と逆指値注文は新規注文だけでなく、保有ポジションの決済予約注文としても使えます。ここでは益出しと損切りの予約方法を解説します。

目標到達で自動で利益確定するための指値注文

現在よりも有利な価格で予約注文を行う指値注文の仕組みを使って、保有ポジションが目標価格に到達した時点で益出し決済を自動的に行えます。

例えばUSDJPY99.200円で買いで保有していて102.000円になったら利益確定をしたいと思っていた場合、102.000円に売りの決済注文を指値で予約します。すると価格が102.000円に到達した時点で予約注文が執行され利益が確定されます。

許容範囲内で損失を抑えるための逆指値注文

現在よりも不利な価格で予約注文を行う逆指値注文の仕組みを使って、保有ポジションの損失を限定する損切り注文を自動で行えます。

例えばUSDJPY99.200円で買いで保有していて98.000円まで下がってしまったらそれ以上の損失を許容できない場合、98.000円に売りの注文を逆指値で予約します。すると価格が98.000円に到達した時点で成行注文が執行され損切となります。逆指値注文はスリッページが発生しやすい注文方法で、相場の急落・急騰等、市場状況により、スリッページが大きくなる場合があります。スリッページが発生した場合は98.000円で約定はしませんので、想定以上の損失が発生する可能性があります。

損失を確定させる決済は誰もが嫌なものですが、資金を守るためには価格が思惑と違う方向に進んだ時にいかに損失を限定できるかが重要になります。ポジションを保有したら必ず逆指値注文を入れることが成功への第1歩となります。







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