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【FX初心者】FXの注文方法の基本!成行注文のやり方

刻々と変動する価格(為替レート)を見ながら、その時点の価格で注文を発注するのが成行注文です。これから価格が上がるか下がるかを分析し、成行注文を発注することですぐにポジションを持つことができます。この記事ではFXの注文方法の基本ともいえる成行注文について詳しく解説します。

著者 forex.com
2024年7月29日 午前10:33

目次

成行注文は、例えばチャートを見ていて今すぐに取引をしたい場合に「その時点の価格」で発注する注文方法を指します。通常、成行注文は発注した時点ですぐに約定するため、今すぐにポジションを持ちたい場合に利用します。

「その時点での価格」の意味

その時点の価格とは発注時点で取引画面に表示されている為替レートのことを指し、買いの取引ならば「買い値(Ask)」、売りの取引ならば「売り値(Bid)」で発注します。この買い価格と売り価格の差のことを「スプレッド」と呼び、これが取引コストになります。

 

また発注からFX会社に注文が届くまでのわずか数秒の間に提示レートが変動した場合、提示価格と約定価格がずれることがあります。これを「スリッページ」と呼びます。

スプレッドとスリッページについては別記事で詳しく解説しておりますのでそちらをご参照ください。

 

ギャップ(窓開け)とスリッページ)

成行注文と成行決済

成行注文の中には新規で注文をする以外に、保有するポジションをその時点の価格で決済する「成行決済」もあります。 提示されている価格で今すぐに保有ポジションを決済して利益・損失を確定したいときに成行注文を発注します。

ここではFOREX.comのWebtraderの実際の画面を使って成行注文の発注方法を解説します。成行注文のことを「マーケット注文」と呼ぶこともあります。

買いの場合

出所:FOREX.com/USDJPY/1時間足/2月5日取得

①チャート画面上部のタブから「買いマーケット」ボタンをクリックします

②注文パネルが展開されますので「トレード」タブをクリックします

③注文する数量を指定します

④「注文確定」をクリックすれば表示されている価格で成行注文が発注されます

売りの場合

出所:FOREX.com/USDJPY/1時間足/2月5日取得

①チャート画面上部のタブから「売りマーケット」ボタンをクリックします

②注文パネルが展開されますので「トレード」タブをクリックします

③注文する数量を指定します

④「注文確定」をクリックすれば表示されている価格で成行注文が発注されます

ワンクリック注文

成行注文は刻々と変動する為替レートを見ながら瞬時に発注操作を行う必要があります。そのためFOREX.comでは成行注文をよりスピーディーに発注いただくために、ワンクリック注文(1 Click Order)という機能が搭載されております。この機能をONにすることにより注文パネルを展開することなくワンクリックで成行注文を瞬時に発注できます。ただし事前の約定内容確認画面を挟まず、そのまま瞬時に約定するため発注操作の間違いには十分に注意が必要です。


ワンクリック注文をONにする手順は次の通りです。

出所:FOREX.com/USDJPY/1時間足/2月5日取得

①チャート画面上部右側にあるワンクリック注文のスイッチをクリックし「ON」にする

②画面が暗転し警告パネルが表示されますので「OK」をクリックして閉じる

③スイッチがONに切替りワンクリック注文が可能な状態になります

④マーケット注文ボタンの右側に取引数量が表示されるので取引数量を指定する

⑤これでマーケット注文ボタンをクリックした段階で成行注文が発注される状態になりました



成行注文はリアルタイムで取引ができる便利な注文方法です。一方デメリットも存在するため、そのメリット・デメリットも確認しておきましょう。

【メリット】すぐに注文が約定する

成行注文のメリットは発注した注文がすぐに約定し、ポジションを保有することできます。また発注に際し、入力する項目も売り買いの選択、ロット数だけなので簡単に注文操作ができ、激しく相場が変動しているときでも素早く取引ができます。

【デメリット】レートを指定できない

成行注文のデメリットは発注する際、予め価格を指定できないことです。発注したい価格とその時点の価格が大きく乖離している場合は、取引画面をずっと見ている必要があります。価格をずっと見ていられない場合は発注のタイミングを逃す可能性があるなどのデメリットもあります。

FXの注文方法には、成行注文以外にいくつか種類があります。その違いを確認していきましょう。

成行注文と予約注文(指値・逆指値)の違い

成行注文以外の注文には、主に「指値注文」と「逆指値注文」があり、「予約注文」と呼ばれることもあります。どちらも希望するレートを予め指定して発注する注文方法です。 成行注文との大きな違いは約定価格を指定できることです。マーケットの価格が予め指定した価格に届かなかった場合は注文が約定しないため、予想通りに価格が変動したとしても利益を得ることができません。ポジションを持つことを優先とする「成行注文」、約定レートを優先する「指値注文」「逆指値注文」と区別して覚えておくとわかりやすいでしょう。
注文方法の名称優先するもの注文の特徴
成行注文ポジションの保有現在価格で発注します。
指値注文約定レート現在より有利な価格で発注します。
逆指値注文約定レート現在より不利な価格で発注します。
IFD注文 (アイエフディー注文)約定レート指値注文・逆指値注文を 組み合わせて、新規注文と決済注文を発注します。
OCO注文 (オーシーオー注文)約定レート決済のための指値注文・逆指値注文を同時に発注できます。2つの注文のうち、片方が約定するともう片方がキャンセルされます。
IFO注文 (エイエフオー注文)約定レートIFD注文とOCO注文を組み合わせて発注します。
FX
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