ロスカットとは口座に預け入れた証拠金以上の損失が発生する可能性が出てきたことにより、保有ポジションを強制的に決済する仕組みを指します。ロスカットは投資家の損失拡大を防ぐ目的があり、基本的には預け入れた資金以上の損失が出ないようにするためのものです。ロスカットは個人投資家の間では「強制決済」「強制ロスカット」などと呼ばれており、どれもこのロスカットのことを指します。
一般的にマージンコールとは「証拠金維持率がまもなくロスカット水準に達します」というアラート(お知らせ)をする通知のことをいいます。当社のマージンコールは維持証拠金率が125%を下回ったことをメールでお知らせしています。
他FX会社ではロスカット水準が近いことをマージンコールでお知らせし、指定の日時までに証拠金を追加入金することでポジションを維持できるルールもあるようです。この追加証拠金ルールは個人投資家の間では「追証(おいしょう)」や「ロスカットアラート」などとも呼ばれているようです。ただし、マージンコールが発生した時点で予想に反して損失が拡大している状態であるということになります。追加証拠金を預け入れ、そのポジションを保有し続けることでさらに含み損が大きくなる可能性もあります。この点に十分注意をしましょう。
マージンコールによる追加入金あるいは建玉決済の依頼、いわゆる追証(追加証拠金)がある他FX会社の場合を見ていきましょう。
強制ロスカットはトレーダーとしてできれば避けたいものです。ここでは強制ロスカットを防ぐための方法と対策を解説していきます。