FXマーケットは一日24時間、週に5日間(一日は米国東部時間午後5時区切り)オープンしており、世界中の様々な銀行、機関投資家、そして個人投資家が取引に参加しています。他の金融商品と異なり、FXには中心となる取引所などはありません。様々な参加者同士の相対取引が至るところで行われ、巨大なFXマーケットを形づくっています。
FX取引の基本は、円や米ドル、ユーロ、英ポンドなど、通貨同士の「交換」。つまり、「両替」が基本となっています。
たとえばアメリカに旅行に行くとしましょう。銀行で、出発前に円をドルに替える時、また帰国してからドルを円に戻す時、1ドルあたりの円のレート(交換するのに必要な額)が違うことがよくあります。
あれ?持っていたのは同じ1ドルだったのに、手元では5円多くなりました。
これはなぞなぞでも手品でもありません。1ドルと交換するのに必要な円の額が刻々と変わっているために、「交換(両替)のタイミングで利益を狙える」ということなのです。これが、FXの取引の基本的な仕組みであり、面白さです。
もちろん、損失が出ることもあるので注意が必要です。
世界中で様々な通貨が使われており、その通貨同士で交換取引が行われています。その中でも、下の表にある通貨は特に多く取引されているメジャー通貨と呼ばれています。
国 | 通貨 |
アメリカ合衆国(米国) | USD (米ドル) |
ユーロ圏 | EUR (ユーロ) |
日本 | JPY (日本円) |
イギリス(英国) | GBP (英ポンド) |
スイス | CHF (スイスフラン) |
カナダ | CAD (カナダドル) |
オーストラリア | AUD (豪ドル) |
ニュージーランド | NZD (ニュージーランドドル) |
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