25日はクリスマス休暇で、各プロダクト小動き
※米10年債利回りと各CFDデータは祝日につき前営業日の終値を各4本値として掲載
東京早朝を157.21円で迎えると、ドル円は動意に欠ける展開となった。
8:50に日本11月企業向けサービス価格指数が発表され、前年同月比+3.0%と8月以来の高水準の結果。しかし相場への影響は限定的。その後、東京仲値にかけて上昇し、157.35円付近まで値を伸ばしたものの、157.10円付近に回帰した。
東京時間午後には、経団連・審議員会が行われ、思惑が交錯する中、ドル円は上下する展開に。公演中に当日の安値となる156.98円を記録。その後、植田日銀総裁が「米国の政策運営のわが国の経済・物価への影響をよく見ていく必要がある」「国内経済の目先の大きなポイントは春季労使交渉に向けた動き」と発言。これを受けドル円は、上値を追う展開となり、再び157.35円を突破した。
クリスマス休暇でもあり、ロンドン時間にかけては方向感が定まらず、157.00円付近で取引が行われる時間帯もあったが、今朝のシドニーオープンからは上昇基調が続いており、当日の高値となる157.40円台での取引が一部で確認されたのち、157.30円で東京時間早朝を迎えている。
なおロシアはウクライナのエネルギー施設に対して大規模なミサイル攻撃を実施した模様。
また政府の来年度予算案が固まり、一般会計の総額が過去最大の115兆5400億円程度となることが一部メディアによって報じられた。歳入では税収が過去最大の78兆円超と見込まれており、約28兆円の国債を発行予定とのこと。27日に閣議決定の予定。
スウェーデン、ノルウェー、オーストラリア、ニュージーランド、香港、英国、スイス、フランス、ドイツ、南ア、カナダ祝日
08:50 日本前週分対外対内証券売買契約等の状況
14:00 日本11月新設住宅着工戸数
20:00 トルコ中銀、金融政策決定会合
22:30 米国前週分新規失業保険申請件数
植田日銀総裁のハト派的な発言が再び伝わり、ドル円は上昇基調が続いている。上昇が続く場合は、直近高値の157.93円、そして160.00円をレジスタンスとして意識したい。
また急な上昇時には為替介入についても警戒しておきたい。直近の安値圏である156.00円を明確に割り込む場合には、下方向への警戒を強めると良いだろう。
レジスタンス:160.00円
サポート:148.15円、140.00円
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