ドル円は149.03円で東京早朝を迎えると東京仲値にかけて上値の重い展開が続き、当日の安値である148.63円を記録した。しかしこのレベルで支えられると、東京仲値以降は買いが優勢となり上昇、14時過ぎに149.60円を突破した。
ロンドン時間は特段イベントがない中で同水準でのもみ合い推移が続いた。
NY時間の序盤はドル買いが優勢。24:00に米国1月新築住宅販売件数が発表され、前月比▲10.5%、前年同月比▲1.1%と事前予想を下回る結果となったが、ドル買いは続きドル円は当日の高値である149.89円を記録した。しかし、ロンドンフィキシング前に失速すると、次第に米長期金利が低下、ドル円も下落へと転じた。
2:30頃に米国のトランプ大統領が「EUへの関税は25%になる」と発言したとブルームバーグが報じるとリスクオフムードが漂い、ドル円は下落を続け一時148.90円を割り込んだ。その後149.09円で東京早朝を迎えている。
なおトランプ大統領が「メキシコとカナダへの関税は4月2日に発動」と併せて発言したことで、メキシコペソとカナダドルが買われる場面が見られた。
また今朝に半導体メーカー大手のエヌビディアが決算発表を行い、売上高が事前予想を上回る結果となった。
09:30 オーストラリア10-12月期民間設備投資(前期比)
16:45 フランス2月PPI
17:00 スイス10-12月期国内総生産(GDP)
19:00 ユーロ圏2月消費者信頼感(確定値)
19:00 ユーロ圏2月経済信頼感
22:30 カナダ10-12月期四半期経常収支
22:30 米国10-12月期実質国内総生産(GDP、改定値)
22:30 米国1月耐久財受注
22:30 米国前週分新規失業保険申請件数
24:00 米国1月住宅販売保留指数
下落が続く場合、昨年12月初旬にサポートラインとして機能した148.65円を意識したい。ここを割り込むと140.00円まで強いサポートはないが、やや弱いサポートレベルとして146.00円に注目。
上昇に転じる場合には150円台を回復、維持できるかが焦点。エヌビディアの好決算を受けてリスクオン相場へと転じるか?株価動向にも注目しておきたい。
レジスタンス: 150.00円、154.50円、158.88円
サポート: 148.65円、146.00円
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