11日は日経平均先物、ドル円ともに上昇。
東京早朝を151.97円で迎えると上値重く推移、正午過ぎに151.42円を記録した。その後151.60円付近で、もみ合いが続いた。
ロンドン時間に入ると、ブルームバーグが「日本銀行は追加利上げを急ぐ状況にはないと認識している。」とした意見を関係者談として伝えた。これを受けてドル円は瞬間的に151.01円まで下押したものの、その後は円安が加速。152円丁度を突破すると、152.80円まで急上昇した。
NY時間に米国11月CPIが発表され、総合が前月比+0.3%、前年同月比+2.7%、コア指数が前月比+0.3%、前年同月比+3.3%と概ね予想通りの結果となった。この結果を受け、初動で米長期金利が低下、ドル円は151.93円まで値を下げた。
なお同時刻にカナダ中銀による金融政策決定会合が行われ、政策金利を50bp引き下げ3.25%とした。声明文には追加利下げについて、「必要性を丁寧に確認していく」と記載があり、急ピッチの利下げはここまでとし、今後は会合毎に利下げの必要性を確認する流れになることが伝わった。
NY午後は米長期金利が反発、ドル円も買い戻しが優勢で152.47円まで値を戻して今朝を迎えている。
メキシコ祝日
08:50 日本前週分対外対内証券売買契約等の状況
09:01 英国11月RICS住宅価格指数
09:30 オーストラリア11月新規雇用者数
16:00 英国10月月次GDP
16:00 英国10月鉱工業生産
16:00 英国10月製造業生産指数
16:00 英国10月商品貿易収支
16:00 英国10月貿易収支
17:30 スイススイス国立銀行政策金利
19:30 インド11月CPI
22:15 ECB、金融政策決定会合
22:30 米国11月PPI
22:30 米国前週分新規失業保険申請件数
22:45 ラガルドECB総裁、定例記者会見
152円丁度のレジスタンスを突破、チャート的にはさらに上を試しても違和感のない状況となっている。156.75円のレジスタンスまでは距離があるが、154円丁度まで値を戻せば、強い反発と捉えて良いだろう。
反対に下落へと転じる場合は、まずは152円丁度で支えられるか注目したい。
レジスタンス: 156.75円
サポート:148.15円、140.00円
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