15日は日米株価指数とドル円が下落
東京早朝を156.28円で迎えると、東京仲値にかけて上昇し156.75円を記録。ただし東京仲値決定後は為替介入警戒感もあったか次第に売りが優勢になった。日経平均株価もザラ場は売りが優勢になるなど、週末でもあり金融マーケット全体で手仕舞い売りが進んだ。
ロンドン時間を156.50円レベルで迎えると当日の安値を更新し下落、156円丁度を割り込むとスルスルと155.20円台まで安値を更新した。米国株も時間外で下落するなど、引き続き手仕舞い売り優勢の展開となった。
22:30に発表された米国10月小売売上高は前月分に上方修正が加わった上で、前月比+0.4%と強い数値。また同時刻に発表された11月NY連銀製造業景気指数は31.2と基準の0を大幅に上回った。この結果をうけて米長期金利が上昇、ドル円も155.78円まで反発したが、マーケット全体の利食い売り優勢の雰囲気を払拭するには至らず、次第に売りが優勢になった。
NY午前のうちに当日の安値圏である155.20円を下回ると、155円丁度を割り込み下落。NY午後には一時153.87円を記録したのち、154.33円まで反発して週末を迎えている。
メキシコ祝日
10:05 植田総裁が金融懇親会にて挨拶(名古屋)
08:50 日本9月機械受注
19:00 ユーロ圏9月貿易収支
24:00 米国11月NAHB住宅市場指数
30:00 米国9月対米証券投資
先週末は大きく下落したが、4時間足で見れば上昇基調が続いている状況と言えるだろう。また今朝には強い買い戻しが見られており、引き続き活発に取引が行われそうだ。
レジスタンスの目安は、先週末の高値である156.75円、節目の160.00円、年初来高値の162.00円(厳密には161.95円レベル)。反対に先週末安値となる153.87円を下回る場合には更なる下押しに警戒が必要となる。
レジスタンス: 156.75円、160.00円、162.00円
サポート:151.50円、140.00円
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