13日は米長期金利が小幅に上昇、ドル円も上昇
東京早朝を154.63円で迎えると、東京仲値に向けて小幅に上昇、154.90円を記録。日経平均株価が下落する中で売りが優勢になる場面もあったが、総じて底堅く推移した。
ロンドン時間に入ると、節目の155円丁度を突破、短期ショート勢のストップ・ロス・オーダーを巻き込みながら155.24円まで上昇したのち、154.95円まで値を戻して米国の指標発表を迎えた。
22:30に発表された米国10月CPI(消費者物価指数)は前年同月比で総合+3.3%、コア+2.6%、前月比で総合+0.2%、コア+0.3%と概ね事前予想通りに収まった。米長期金利は初動で低下、ドル円も154.34円まで下落したものの、米長期金利が反発に転じると、ドル円も発表前の水準を回復、次第に当日の高値である155.24円更新の機運が高まった。
NY午後に入るとダラス連銀のローガン総裁、セントルイス連銀のムサレム総裁がそれぞれ「金融政策は利下げ方向にあるが、慎重に様子を見ながら進めていく必要がある」といった趣旨の発言を行った。またNBC(ナショナル・ブロードキャスティング・カンパニー)やCNNが「米下院選挙で共和党が多数派を維持する見通しとなった」と報じた。こうした状況の中で米長期金利が4.46%目前まで上昇、ドル円は当日の高値を更新し155.63円を記録、155.48円でNYクローズを迎えた。
なおビットコインが対米ドルで続伸、一時9万ドル(1BTC=90,000USD)を突破した。
08:50 日本前週分対外対内証券売買契約等の状況
09:01 英国10月RICS住宅価格指数
09:30 オーストラリア10月新規雇用者数
16:00 スウェーデン10月CPI
16:00 英国7-9月期GDP
16:00 英国9月月次GDP
16:00 英国9月鉱工業生産
16:00 英国9月製造業生産指数
16:00 英国9月商品貿易収支
16:00 英国9月貿易収支
19:00 ユーロ圏7-9月期GDP(改定値)
22:30 米国10月PPI
22:30 米国前週分新規失業保険申請件数
28:00 メキシコ中銀、金融政策決定会合
155円丁度のレジスタンスを突破し、一時155.63円を記録するなど、引き続き上昇圧力が強い相場となっている。まずは155円台を維持できるかが本日の1つの焦点となる。
レジスタンスの目安が節目の160.00円、年初来高値の162.00円(厳密には161.95円レベル)までない状況で、スルスルと上昇してしまう展開も十分にあり得そうだ。
レジスタンス: 162.00円
サポート:151.50円、140.00円
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