16日の日経平均株価は小幅に続落、前営業日比▲12.95円、▲0.03%となる39,457.49円で大引け。
寄り付き前に発表された日本10月機械受注においては、船舶・電力を除いた民需の受注額は前月比+2.1%と4か月ぶりの増加となり、事前予想を大きく上回った。
日経平均株価は前営業日の終値より81円高い39,551円で寄り付き。前場は買いが優勢となり、当日の高値となる39,632円を記録。その後もみ合いが続き39,540円で前場クローズ。
後場は39,515円で寄り付くと、売りが優勢となり安値の39,371円を記録。その後に押し目買いが入ったものの上値は重く、39,400円台前半での値動きが続き39,457円で大引け。
セクター別では小売業、商社、鉄道、陸・海運が軟調に推移した一方で、電気機器は堅調に推移。大型の個別株ではオリエンタルランドが▲2.87%、東京海上HDが▲2.32%、ソニーグループが▲1.01%と下落。一方で中外製薬が+2.65%、パナソニックが+2.13%、アドバンテストが+1.90%と大きく上昇した。
なお中国本土の株価指数は上海総合が▲0.16%、CSI300が▲0.54%。香港のハンセン指数は▲0.88%と続落。
日経平均株価CFDは今朝6:00頃に39,625円で取引されており、本日の東京株式市場は上窓を開けてオープンしそうな状況となっている。
16日の米国株式市場では一部銘柄が大きく上昇し、株価指数全体を支えた。
ロンドン時間にS&Pグローバルによりユーロ圏PMIが発表され、総合が49.5と先月の48.3から上昇し、事前予想を上回った。またNY株式市場オープン前に12月ニューヨーク連銀製造業景気指数が発表され、前月比▲31.0となる0.2で事前予想を大きく下回る結果となった。
SP500指数は前営業日の終値より7ドル安い6,064ドルで寄り付き。S&Pグローバルによる米国12月PMIが発表されると、製造業PMIは48.3と事前予想を下回ったものの、非製造業PMIは58.5と事前予想を大きく上回った。これをきっかけに製造業主体のDow30は上値が重くなったものの、ハイテク主体のNASDAQ100は上昇基調が強まった。SP500指数はまちまちの反応で、当日の安値である6,059ドルを記録したあとに、しっかりとした上昇へと転じた。
その後は6,073ドル付近でもみ合いが続くもNY午後はじり高の展開となり高値の6,085ドルを記録。引けにかけては利食い売りが入り6,074ドルでクローズ。
当日は一般消費財が+1.74%、通信サービスが+1.29%、ITが+1.01%と上昇。一方でヘルスケアが▲1.25%と下落した。個別の大型株ではブロードコムが+11.21%と大きく上昇、テスラが+6.14%、グーグルが+3.60%と続いた。一方でジョンソンエンドジョンソンが▲1.89%、エヌビディアが▲1.68%と大きく下落した。
また同日ラガルドECB総裁は、リトアニア銀行年次経済会議において「現状のバランスを踏まえると、政策金利を十分に引き締めた状態を維持するスタンスは適切ではない」「今後のデータが我々の基本シナリオを引き続き裏付ける場合、さらなる利下げが予想される」と発言した。
なおブルームバーグによれば、トランプ次期米大統領が、ソフトバンクグループが今後4年間で米国に1,000億ドルを投資する計画だと発表した。
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