17日の東京早朝を155.40円で迎えると、10:10に日銀の定例国債買入オペが通知され、前回から金額に変更なかったことで円金利が小幅に低下、円売りが優勢となりドル円は155.80円台まで急伸。東京時間はそのまま155.80円を中心とした値動きが続いた。
ロンドン時間に入り米長期金利が小幅に反発、ドル円は当日の高値となる155.98円を記録。しかしこのレベルでは上値が抑えられ、次第に上昇の勢いが失われた。
NY時間に入るとドル円は反落。調整地合いとなり155.25円を記録したが、その後は米長期金利の緩やかな反発に支えられて155.66円まで値を戻して週末を迎えた。
なお当日はボウマンFRB理事がペンシルバニア銀行協会にて講演を実施。インフレ懸念を示しつつ、金融政策は事前に決まっているものではないとニュートラルな姿勢を強調したことで、相場への影響は限定的に留まっている。
中国LPR(最優遇貸出レート)
13:30 日本3月第三次産業活動指数
①クロス円と米国主要株価指数の動きに注目。先週は円安、ドル安のなか、クロス円が大きく上昇した。米国主要株価指数は過去最高値を更新しており、引き続きクロス円が大きく上昇しやすい地合いが続いていると見ることも出来るだろう。
②弱さを見せ始めた米国の景況感。やや弱い4月雇用統計に加えて、新規失業保険申請件数が増加、5月ミシガン大学消費者センチメントが悪化、4月小売が横ばいと、ここにきて米国の経済指標に弱さが見え始めている。こうした指標が続くかどうかも大きな注目点と言える。
③中国5月LPR(最優遇貸出レート)。本日は10:15頃に中国5月LPRの発表を控えている。金利が低下すれば、人民元安要因となるため、注目しておきたい。
円安地合いは続いているが、やや上値の重さも感じられる状況で、どちらに動くか読みづらい状況。
まずは先週末の高値155.98円を突破できるかが本日の注目点と言える。
もう少し広くみれば、154.30円~156.75円のレンジが意識されていそうで、このレンジを上下いずれかに抜ける場合は、それぞれ勢いづく展開を意識しておきたい。
レジスタンス: 156.75円、160.00円
サポート: 154.30円、152.00円
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