13日の東京早朝を155.75円で迎えると、東京仲値にかけてじり高の展開で155.90円台まで上昇。しかし10:10頃に日銀があらかじめスケジュールされた国債買いオペ金額を通知、年限5-10年以下のオファー金額が4,250億円と前回の2024年4月24日のオペ対比で500億円減額したことから、日本の長期金利が0.93%台へと3bpsほど上昇、これを受けて日本円の買い戻しが進み、ドル円は当日の安値となる155.51円を記録。ただドル円の先高観からか直後に155.80円台まで買い戻された。
ロンドン時間は特段の大きなイベントなく小動き。156.00円を上値抵抗として張り付くような推移が続いた。
NY時間序盤はドル売りが優勢。しかし24:00に発表されたNY連銀による消費者の1年先のインフレ期待が年率+3.3%と示されると、前月より0.3%上昇していたこともあって米長期金利が上昇、ドル買い優勢となり、ドル円は156円丁度を突破。156.25円まで上値を伸ばしたのち、156.22円で高値引け。
なおイエレン米財務長官がブルームバーグのインタビューに応じ、外国為替市場での政府介入に改めて後ろ向きな見方を示している。
08:50 日本4月国内企業物価指数
15:00 英国4月失業率
18:00 ドイツ5月ZEW景況感調査
18:00 ユーロ圏5月ZEW景況感調査
21:30 米国4月PPI
①財務省による為替介入の動向。156円を突破したことで為替介入警戒感がさらに強まっている。当局の動向を注視しておきたい。
②米国4月PPI(生産者物価指数)。昨日の値動きを見ても分かるように、インフレ指標への市場の反応は小さくない。21:30に発表予定なので、注目して見守っておきたい。
③弱さを見せ始めた米国の経済指標。やや弱い4月雇用統計に加えて、新規失業保険申請件数が増加、5月ミシガン大学消費者センチメントが悪化と、ここにきて米国の経済指標に弱さが見え始めている。こうした指標が続くかどうかが1つの大きな注目点と言える。
④中東情勢。イスラエルとハマスの交渉は決裂した模様。相場への影響としては特にリスクオン、オフといった投資家センチメントに影響を与えるため、注目してみておきたい。
156円丁度を明確にブレイク。チャートだけ見ればしばし上に走りそうな形状と言える。
反対の材料としては為替介入警戒感や円金利の上昇だろう。
本日は米国4月PPIの発表を控えているが、その前に大きく方向感がでるか?が1つの大きな注目点となる。
レジスタンス: 160.00円
サポート: 152.00円
フォレックス・ドットコムでは、ノックアウトオプション、FX、株価指数CFDを取引いただけます。
口座開設は以下のステップで行えます。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。