18日はドル円が反発。
151.51円で東京早朝を迎えると、ドル円は東京株式市場オープン前に下落、当日の安値である151.24円を記録した。しかしこのレベルでは買いが優勢になると、午後2時頃に当日の高値となる152.22円を記録した。その後は次第に売りが優勢となり、ロンドン時間にかけては上値の重い時間帯が続いた。
ロンドン時間は、日本の長期金利上昇を背景にじり安の展開となり、151.70円を下回った。なお19:00にドイツ2月ZEW景況感調査が発表され、前月比+15.7の26.0と事前予想を大きく上回る結果。また現在の経済状況に対する評価は引き続き弱いものの、前月より小幅に改善し▲88.5の結果となった。
NY時間は、24:00に米国2月NAHB住宅市場指数が発表され42と事前予想を大きく下回る結果。これを受けドル売りが進行し、ドル円は151.50円付近まで下落した。しかしその後は米長期金利の上昇を受け、反発して推移し152.07円で東京早朝を迎えた。
同日、米国とロシアによる高官会合がサウジアラビアで開かれ、紛争終結に向けて今後も協議を継続する方針で合意したと報じられた。一方、ゼレンスキー・ウクライナ大統領は「ロシア・ウクライナ戦争の終結に向けた協議はウクライナ抜きでは実施できない」と発言し、19日に予定されていたサウジアラビア訪問を延期したとロイターにより報じられた。
またブルームバーグによれば、トランプ米大統領は「自動車や半導体、医薬品に税率25%前後の輸入関税を賦課する公算が大きく、4月2日にも発表する可能性がある」と語った。
06:45 ニュージーランド10-12月期四半期卸売物価指数(PPI)(前期比)
08:50 日本12月機械受注
08:50 日本1月貿易統計
09:30 オーストラリア10-12月期四半期賃金指数(前期比)
10:00 ニュージーランド中銀(RBNZ)、金融政策決定会合
10:30 高田審議委員、挨拶
16:00 英国1月CPI
16:00 英国1月小売物価指数
17:00 南ア1月CPI
18:00 ユーロ圏12月経常収支
21:00 米国MBA住宅ローン申請指数
22:30 米国1月住宅着工件数
22:30 米国1月建設許可件数
28:00 FOMC議事要旨
ドル円はサポートレベルの151.50円で支えられて推移している。
上昇が続く場合には、まずは152円台を定着できるかがポイント。距離はあるものの直近高値の154.50円も意識しておきたい。下落の場合には、サポートレベルの151.50円、151.00円を意識したい。
引き続きロシアによるウクライナ侵攻に関する要人発言に警戒を強めておきたい。
レジスタンス: 154.50円、158.88円、160.00円
サポート: 151.50円、151.00円、150.00円
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。