6日はドル円が続落。
152.60円で東京早朝を迎えると、東京仲値にかけて同水準で推移した後、下落。10:30に日銀のwebサイトに田村日銀審議委員の意見として「2025年度後半には少なくとも1%程度まで短期金利を引き上げておくことが、物価安定の目標を持続的・安定的に達成するうえで必要」と公表されると、日銀の追加利上げが連想され円買いが進行。ドル円は151.80円付近まで下落した。その後は買い戻しが優勢で、東京午後、ロンドン時間にかけて緩やかに反発。
ロンドン時間は、上昇を続け当日の高値である152.90円を記録した。ただこの水準では次第に売りが優勢となり下押す展開に。152.40円を割り込んだ。
22:30に米国前週分新規失業保険申請件数が発表され、21.9万件と予想よりやや弱い結果となった。また米国10-12月期非農業部門労働生産性も発表され、前期比+1.2%と事前予想を下回る結果。全体的にやや軟調な指標で、初動で米長期金利が低下、ドル円は売りの勢いが強い状況でもあり、追加の売りの材料として認識された。
NY時間は下落が止まらず、NY午後に当日の安値となる151.24円を記録。小幅に反発した151.46円で東京早朝を迎えている。
なお本日、トランプ米大統領と石破首相がホワイトハウスで会談予定だと報じられた。USスチール買収や関税政策に関して注目が集まる。
08:30 日本12月全世帯家計調査
13:30 インド中銀、金融政策決定会合
14:00 日本12月景気先行指数
14:00 日本12月景気一致指数
16:00 ドイツ12月鉱工業生産
16:00 ドイツ12月貿易収支
16:45 フランス12月貿易収支
16:45 フランス12月経常収支
21:00 メキシコ1月CPI
22:30 カナダ1月新規雇用者数
22:30 米国1月雇用統計
24:00 米国2月ミシガン大学消費者態度指数
24:00 米国12月卸売売上高
29:00 米国12月消費者信用残高
田村日銀審議委員のタカ派発言もあり、ドル円の下落基調が一層強まっている。引き続き下落が続く場合には、昨年10月~11月にかけて反発した151.50円と、心理的な節目である150.00円をサポートとして意識したい。
本日は米国1月雇用統計の発表を控えており、それ次第の展開となろう。また石破首相とトランプ米大統領の会談が予定されており、関税政策への言及に注目したい。
レジスタンス:158.88円、160.00円
サポート:151.50円、150.00円、148.65円
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