23日の日経平均株価は続伸。前日比+ 312.62円、+ 0.79%となる39,958.87円で大引け。
米国株高の流れを引き継ぎ日経平均株価は時間外で上昇、前日の終値より164円高い39,810円で寄り付き。寄り付き後は39,000円付近まで上昇したものの、日銀会合を明日に控えこのレベルでは売りが優勢となり当日の安値となる39,677円を記録した。その後は再び上値を追う展開となり、39,825円で前場クローズ。
後場は小幅にギャップアップし39,850円で寄り付くと、上昇基調で推移。心理的節目である40,000円丁度を突破し、クローズ前に当日の高値となる40,036円を記録した。その後小幅に下落し39,959円で大引け。米国のAI投資発表により関連ビジネスを手掛ける企業に買いが集まった。
セクター別では通信、電気機器(含む半導体)が大きく上昇。続いて小売業、サービスが上昇した。個別の大型株では、発電所向けの事業も手掛ける三菱重工が+8.55%、ソフトバンクグループが+5.13%、日立が+2.95%、リクルートHDが+2.46%と大幅に上昇。一方で、ディスコが▲2.45%と大きく下落した。
中国の株価指数は、上海総合が+0.51%、CSI300が+0.18%、香港のハンセン指数が▲0.40%とそれぞれ推移。
また日経平均株価CFDは、今朝6:00頃に39,910円で取引されており、本日の東京株式市場は昨日の終値と概ね同水準でオープンしそうな状況となっている。
23日の米国株式市場は主要三指数が続伸。
米国株式市場オープン前に米国前週分新規失業保険申請件数が発表され、22.3万件で事前予想よりやや弱い結果となった。また失業保険の継続受給者数は189.9万人でこちらも事前予想より弱い数字だった。
SP500指数は前日の終値より8ドル安い6,078ドルで寄り付き。寄り付き直後に当日の安値である6,075ドルを記録。その後は買いが優勢となりNY午前のうちに上昇へと転じた。
NY午後は下値を切り上げる展開。クローズ前にブルームバーグよりトランプ米大統領が「暗号資産とAIに関する行政措置に署名する」と報じられたことで、同指数直近高値圏である6,100ドルをクリアに突破し急上昇、当日の高値となる6,118ドルでクローズ。
当日は全てのセクターが上昇。特にヘルスケアが+1.35%、工業が+0.96%、不動産が+0.82%、通信サービスが+0.81%と上昇した。個別の大型株ではネットフリックスが+3.24%、メタが+2.08%、イーライリリーが+1.67%と上昇。一方でテスラが▲0.66%と軟調に推移した。
同日、トランプ米大統領が世界経済フォーラムのオンライン演説でOPECに原油価格の引き下げを要請する方針を示し、「原油価格が下がれば、金利引き下げをすぐに要求する」と発言したことも株価上昇に寄与した印象。
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