7日はS&P500CFDが下落。米長期金利、ドル円が上昇。
東京早朝を157.64円で迎えると、東京仲値にかけて上昇。午前10時台には158.40円を突破した。しかしこのレベルでは売りに押されると、午前11時頃に加藤財務相が為替相場に対して「行き過ぎた動きに対しては適切な対応をとる」と発言したと伝わり、ロンドン時間にかけて158円丁度を割り込む展開となった。
ロンドン時間も下落が続き当日の安値である157.38円を記録。その後は米長期金利の上昇に合わせ、もみ合いながらドル円は上昇へと転じた。
NY時間は、24:00に米国11月JOLTS求人件数が発表され、809.8万件と事前予想を上回る結果となった。また同時刻に米国12月ISM非製造業景況指数が発表され、前月比+2.0の54.1とこちらも事前予想を上回った。これを受け米長期金利は4.70%手前まで大幅に上昇、ドル円は当日の高値となる158.43円を記録した。その後はクロス円の売りに押され、157.60円を割り込む時間帯も見られたが、ドル買いが強く158.07円まで値を戻してNYクローズ。
なお同日、ユーロ圏12月HICPが発表され、前年同月比+2.4%と概ね予想通りの結果。ユーロ圏でのインフレ進行が確認された。
09:30 オーストラリア11月CPI
14:00 日本12月消費者態度指数
16:00 スウェーデン12月CPI
16:00 ドイツ11月製造業新規受注
16:45 フランス12月消費者信頼感指数
16:45 フランス11月貿易収支
16:45 フランス11月経常収支
19:00 ユーロ圏12月経済信頼感
19:00 ユーロ圏12月消費者信頼感(確定値)
19:00 ユーロ圏11月PPI
21:00 米国MBA住宅ローン申請指数
22:15 米国12月ADP雇用統計
28:00 米国FOMC議事要旨
29:00 米国11月消費者信用残高
ドル円は緩やかながらも上昇基調が続いている。米経済指標の発表により米長期金利が大きく上昇したため、ドル円の水準がさらに切りあがっていくシナリオも現実味を帯びてきた。
本日のところは158円台を維持できるかが1つの焦点。また、経済指標発表や要人発言による急激な上昇で160.00円を突破する場合には為替介入を警戒しておきたい。下落する場合は156.00円をサポートラインとしておきたい。
レジスタンス:160.00円、162.00円
サポート:156.00円、148.15円
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