30日は、米長期金利が低下、日経平均CFD・S&P500CFDとドル円は下落。
東京早朝を157.75円で迎えると、もみ合いながら小幅に上昇を続け、東京株式市場クローズ前に当日の高値である158.07円を記録。その後じり安の展開で推移したのち、NY時間に米長期金利の低下に伴い急落、当日の安値となる156.67円を記録した。このレベルでは押し目買いが入り再度157.30円台に戻ったものの、再び下落し156.84円で東京早朝を迎えた。
31日はS&P500CFDが続落、ドル円は反発。
東京早朝を156.84円で迎えると、ロンドン時間にかけてじり安の展開。当日の安値となる156.02円を記録した。その後は米長期金利の上昇に伴い上昇基調が続き、NY時間に当日の高値となる157.55円を記録。小幅に水準を下げ157.20円でNYクローズを迎えた。
2日は、S&P500CFDが下落、ドル円は小幅に上昇。
東京早朝を157.26円で迎えると、東京時間午前に157.80円付近まで上昇。その後米長期金利の低下に伴いロンドン時間にかけて大きく下落。当日の安値である156.44円を記録した。NY時間は前週分新規失業保険申請件数が21.1万件へと低下していたことを受けて米長期金利が上昇、ドル円も上昇し当日の高値となる157.85円を記録。その後小幅に下落し157.52円で東京早朝を迎えた。
なおロンドン時間にユーロドル(EUR/USD)が急落、長らくサポートとして支えられていた1.0350を割り込むと1.0225の直近安値を記録した。
3日はS&P500CFDが上昇、ドル円は下落
東京早朝を157.52円で迎えると、東京時間午前に当日の高値となる157.57円を記録。特段材料がない中、ロンドン時間、NY時間と157.30円付近でもみ合いが続き、NY時間午後に当日の安値となる156.88円を記録。その後小幅に上昇し157.31円で東京早朝を迎えた。
なお24:00に米国12月ISM製造業景況指数が発表され、総合指数は前月比+0.9の49.3と事前予想を大きく上回る結果となった。これを受け米長期金利は上昇し4.60%を突破したが、日本祝日でもありドル円相場への影響は限定的となった。
また3日、バイデン米大統領は日本製鉄によるUSスチールの買収計画を阻止する声明を発表したと報じられた。これを受け5日には、日本製鉄がアメリカ政府を提訴予定だと一部メディアが報じている。
石破首相が伊勢神宮参拝、記者会見
10:45 中国12月Caixinサービス部門PMI
17:50 フランス12月サービス部門PMI(改定値)
17:55 ドイツ12月サービス部門PMI(改定値)
18:00 ユーロ圏12月サービス部門PMI(改定値)
18:30 英国12月サービス部門PMI(改定値)
22:00 ドイツ12月CPI
23:45 米国12月サービス部門PMI(改定値)
23:45 米国12月総合PMI(改定値)
24:00 米国11月製造業新規受注
年末年始は特段のイベントがなかったため、ドル円は横ばい推移が続いている。2日、3日は前週分新規失業保険申請件数の低下や、12月ISM製造業景況指数が予想を上振れたことで米長期金利が上昇しており、この流れをうけて祝日明けのドル円が上昇するかが注目点となる。
上昇の場合にはまずは158円台へと乗せられるかに注目。次いで160.00円を強めのレジスタンスとして認識しつつ、為替介入を警戒しておきたい。下落の場合には直近の安値圏である156.00円をサポートラインとして意識するのが良いだろう。
レジスタンス:160.00円、162.00円
サポート:156.00円、148.15円
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