13日は米長期金利上昇、ドル円上昇。
東京早朝を152.66円で迎えると、10-12月期日銀短観が発表され、大企業においては製造業DIが14、非製造業DIが33と事前予想を上回るヘッドラインに反応、一時的に円高が進行しドル円は当日の安値となる152.46円を記録した。しかし2024年下期の経常利益見込みが全規模で下方修正されたていたことに注目が集まったか次第に円売りが優勢になると、ドル円は152.92円まで上昇した。その後、東京午後に心理的節目である153.00円丁度を突破。
ロンドン時間にかけてドル円は下押す時間帯も見られたが、ロンドン時間に入ると米長期金利がじわりと上昇する中で153円台が定着、153.60円台まで上値を伸ばした。
NY時間は特段イベントないなかで米長期金利が上昇、ドル高の展開が継続、高値の153.80円を記録したのち153.63円で週末を迎えている。なお米長期金利は一時4.41%を記録したのち4.40%で週末を迎えており、これがドル高を支えている。
なお同日、格付け機関ムーディーズ・レーティングスは、フランスで財政赤字削減を巡る対立が激化し、財政赤字の縮小が持続的に実現できる見込みが低いことを理由に、同国の信用格付けを「Aa2」から「Aa3」に引き下げた。
また14日、韓国の尹錫悦大統領に対する2回目の弾劾訴追案が可決された。今後憲法裁判所によって弾劾が妥当と判断されれば、尹錫悦大統領は罷免され、60日以内に大統領選挙が行われる。
南ア祝日
08:50 日本10月機械受注
11:00 中国11月小売売上高
11:00 中国11月鉱工業生産
13:30 日本10月第三次産業活動指数
17:10 ユーロ圏ラガルドECB総裁、発言
17:15 フランス12月PMI
17:30 ドイツ12月PMI
18:00 ユーロ圏PMI
18:30 英国12月PMI
22:30 12月ニューヨーク連銀製造業景気指数
23:45 米国12月PMI
153円丁度を突破し、するすると上値を伸ばす展開となっている。156.75円のレジスタンスまでは距離があるが、目立ったレジスタンスは他にないため、18日のFOMC、19日の日銀会合を控えてどこまで上値を伸ばせるかが焦点。
反対に下落へと転じる場合は、152円丁度割れで警戒を強めておくと良いだろう。
レジスタンス: 156.75円
サポート:148.15円、140.00円
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