10日は日経平均先物、ドル円ともに上昇
東京早朝を151.23円で迎えると、東京仲値にかけては前日からの上昇の流れが継続し151.55円を記録。ただ東京仲値以降はゴトー日でもあり輸出取引が活発だったか、その後は円買いが優勢で150.90円までじり安の展開となった。
ロンドン時間は特段の追加材料ないなかで米長期金利が小幅に上昇、ドル円は連れ高となり151.80円台まで力強く上昇した。9日に中国共産党が「2025年に金融緩和と財政支出の拡大を進める方針」を示した時点から、ドル円の上昇が継続している。
NY時間は引き続き上値を試す展開となり、NY午前に一時152.19円を記録。NY午後は小幅に下押し151.97円でクローズ。
なお尹大統領の弾劾案が与党「国民の力」の反対で否決された後、野党や市民団体が主導する大規模なデモが韓国で連日開かれているもよう。
各地で政治、軍事的リスクが高まっているようにも見受けられるため、警戒を怠らないようにしておきたい。
08:50 日本10-12月期四半期法人企業景気予測調査
08:50 日本11月国内企業物価指数
17:00 南ア11月CPI
21:00 米国MBA住宅ローン申請指数
22:30 米国11月CPI
23:45 カナダ中銀(BOC)、金融政策決定会合
25:00 ロシア11月CPI
28:00 米国11月月次財政収支
30:30 ブラジル中銀、金融政策決定会合
昨日に一時152円丁度を突破したものの、抜け切れていないので、引き続き152円丁度をクリアに上抜けられるかが1つの注目点。154円丁度レベルまで持ち直せば、戻りが強い状況となる。次のレジスタンスである156.75円と併せて意識しておきたい。
本日は米国11月CPIの結果に大きく振らされると思うが、インフレ鈍化が確認され反落する場合には再び下値を試すシナリオも想定される。
レジスタンス:152.00円、156.75円
サポート:148.15円、140.00円
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