5日の日経平均株価は続伸、前日比+119.21円、+0.30%となる39,395.60円で大引け。
米国株式市場における半導体、ハイテク銘柄の上昇を受けて前日の終値より334円高い39,610円で寄り付き。勢いそのままに、寄り付き直後に当日の高値39,632円を記録した後は、利食い売り優勢の展開となった。
日銀の中村豊明審議委員が「経済の回復状況に応じて金融緩和度合いを慎重に調節していくことが重要な局面」と発言すると、再び上昇に転じる場面もあったが、39,500~39,600円では利食い売りが優勢、39,488円まで値を下げて前場クローズ。
後場も売りが優勢で、39,323円の安値を付けた後、39,396円でクローズ。ただし前日終値と比べれば+119円で引けており、引き続き堅調な推移が続いている状況。
当日は金融業が底堅く推移。一方で、公益事業が軟調に推移した。個別の大型株では三井住友フィナンシャルグループが+0.72%、日立が+0.56%、三菱UFJフィナンシャルグループが+0.52%と上昇した。一方で三井物産が▲2.44%、三菱重工が▲2.20%、三菱商事が▲1.42%と大きく下落した。
なお中国株式市場は、上海総合が+0.12%、CSI300が▲0.23%と推移。香港のハンセン指数は▲0.92%と続落した。
また日経平均株価CFDは今朝6:00頃に39,338円で取引されており、本日の東京株式市場は小幅に下窓を開けてオープンしそうな状況となっている。
5日の米国株式市場は主要3指数で利食い売りが優勢。
株式市場のオープン前に米国前週分新規失業保険申請件数が発表され、22.4万件、前週比+0.9万件と増加、また事前予想を上回る結果となった。
SP500指数は前日の終値より2ドル高い 6,088ドルで寄り付き。前日までの流れを引き継ぎ、NY午前は順調に値を伸ばすと、NY午後に当日の高値である6,095ドルを記録。ただ明日に米国11月雇用統計の発表を控えて、このレベルでは利食い売りが優勢、6,079ドルまで強めに売られた。その後はじり安の展開となり、6,073ドルの安値をつけたのち、6,075ドルでクローズ。
当日は、繊維が▲1.40%、工業が▲1.20%、ヘルスケアが▲1.13%と軟調に推移した。一方で一般消費財は+0.95%と上昇。個別の大型株では、アルファベットが▲0.99%、メタが▲0.79%の下落となった。一方で、テスラが+3.23%、マイクロソフトが+1.19%、アマゾンが+1.10%と大きく買われた。
また当日はビットコインが一時1BTC=10万ドルを初めて突破した。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。