5日は日米株価指数の利食い売りが優勢、ドル円は下落。
東京早朝を150.63円で迎えると、ほどなく当日の高値である150.78円を記録。その後、東京仲値にかけて売りが優勢となり150.20円レベルまで下押した後、東京午後に150円丁度を割り込んだ。
なお日銀の中村審議委員が「経済の回復状況に応じて金融緩和度合いを慎重に調節していくことが重要な局面」と発言すると瞬間的に150.68円まで反発する場面も見られたが、勢いは続かなかった。
ロンドン時間にかけて下落が続き15:45頃に当日の安値となる149.66円を記録。その後は米長期金利が上昇し、ドル買いの流れが強まり150円丁度を突破すると150.40円を回復した。
NYオープン前に米国前週分新規失業保険申請件数が発表され、22.4万件、前週比+0.9万件と増加し、また事前予想を上回る結果となった。失業保険の申請件数が増えたということで、決して好材料とは言えないものの、ドル円は初動では上昇し150.70円を記録。ただ、その後は米長期金利低下、ドル安の流れとなり下落が続いた。NY午後に再び150円丁度を割り込んだのち、150.09円でNYクローズ。
また当日はビットコインが一時1BTC=10万ドルを初めて突破した。
08:30 日本10月毎月勤労統計調査
08:30 日本10月全世帯家計調査
13:30 インド中銀、金融政策決定会合
14:00 日本10月景気先行指数
14:00 日本10月景気一致指数
16:00 ドイツ10月鉱工業生産
16:00 ドイツ10月貿易収支
16:45 フランス10月貿易収支
16:45 フランス10月経常収支
19:00 ユーロ圏7-9月期GDP(確定値)
22:30 カナダ11月新規雇用者数
22:30 米国11月雇用統計
24:00 米国12月ミシガン大学消費者態度指数
29:00 米国10月消費者信用残高
米国11月雇用統計を控えており、ドル円の変動は限定的に留まっている。
本日は雇用統計次第の展開となるだろう。
強い結果であれば152.00円の直近高値を突破できるか、逆に弱い結果であれば148.15円を下回って下落するかがチャート上の注目点にはなるが、まずはしっかり指標の内容を確認した方が良いだろう。
レジスタンス:152.00円、156.75円
サポート:148.15円、140.00円
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