22日は日米株価指数が上昇、ドル円も小幅に上昇
東京早朝を154.54円で迎えると、8:30に発表された10月全国CPI(消費者物価指指数)が前年同月比+2.3%、前月比+0.4%と、特に前月比がプラスへと転じていたことで153.97円まで下押したが、その後は上昇へと転じ、東京午後に早朝のレベルを上回ると154.96円まで上昇した。
ロンドン時間はユーロ圏の低調な11月PMI(購買担当者景気指数)をうけて強いユーロ売りが発生、ドル円はユーロ円に連れ安となり、154.19円まで下落する場面も見られた。なおユーロは対ドルで一時1.0332レベルまで下落。
NY時間に入ると発表された米国11月PMIが製造業48.8、サービス業57.0、総合55.3と強い数値で、米長期金利が上昇、ドル高で反応しドル円は一時155.02円を記録。NY午後は売りが優勢で154.76円でNYクローズを迎えている。
なお週明けはユーロドルの買い戻し(ドル安)が進んでおり、ドル円はその影響を受けてギャップダウンしてスタートしている。
なおNHKによれば、ロシアのプーチン大統領は来月1日以降、軍と1年以上の契約を結んだ場合、兵士やその配偶者が滞納している借金を1000万ルーブルを限度に返済免除とする法律に署名した。
またトランプ次期米大統領は、マクロヘッジファンド運営会社キー・スクエア・グループを経営するスコット・ベッセント氏を次期財務長官に指名すると発表した。
主要7カ国(G7)外相会合(イタリア、26日まで)
14:00 シンガポール10月CPI
18:00 ドイツ11月IFO企業景況感指数
引き続き4時間足で見れば上昇基調が続いているものの、やや上値が重くなっているようにも見受けられる。153.50円を割り込む場合には、更なる下落を警戒した方が良いだろう。
レジスタンスの目安は先週末の高値である156.75円、節目の160.00円、年初来高値の162.00円(厳密には161.95円レベル)。サポートの目安は153.50円、151.50円。
レジスタンス: 156.75円、160.00円、162.00円
サポート:153.50円、151.50円、140.00円
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