21日はドル円と日経平均先物が下落
東京早朝を155.43円で迎えると、ロシア、ウクライナ情勢がよりいっそう緊迫化し、且つ日本の長期金利が上昇へと転じるなか、上値の重い展開となった。午前のうちに155円丁度を割り込むと、午後には植田日銀総裁が、「現時点で会合の結果を予測するのは不可能だ」と指摘。その上で、次回会合が開かれる12月に向けて「まだ1カ月程度ある。それまでの期間に非常に多くのデータや情報が利用可能となるだろう」と述べたことがブルームバーグなど各報道機関から伝わると、ドル円は154.50円台まで下落した。
ロンドン時間はロシアがウクライナに対して新型の中距離弾道ミサイルを攻撃に使用したことが伝わりリスクオフムードが広がると、ユーロが下落、ドル円はユーロ円の下落に連れ安となり154円割れを目指す展開になった。
22:30に発表された米国前週分新規失業保険申請件数は21.3万件としっかりした数値であったものの、NY時間もしばしリスクオフが続き、NY午前に当日の安値となる153.91円を記録。NY午後は買い戻しが優勢で154.54円でNYクローズを迎えた。
なおロイターによれば、ロシアのプーチン大統領は国民向けの演説で、「ロシア・ウクライナ戦争は世界規模の紛争にエスカレートしつつある」と述べ、ロシアは反撃する可能性があると警告した。
08:30 日本10月全国CPI
09:01 英国11月GFK消費者信頼感調査
16:00 英国10月小売売上高
16:00 ドイツ7-9月期GDP(改定値)
17:15 フランス11月製造業PMI
17:15 フランス11月サービス部門PMI
17:30 ドイツ11月製造業PMI
17:30 ドイツ11月サービス部門PMI
18:00 ユーロ圏11月製造業PMI
18:00 ユーロ圏11月サービス部門PMI
18:30 英国11月製造業PMI
18:30 英国11月サービス部門PMI
23:45 米国11月製造業PMI
23:45 米国11月サービス部門PMI
153.90円で支えられて反発、引き続き4時間足で見れば上昇基調が続いている。再び155円台へと乗せられるか注目したい。一方で153.50円を割り込む場合には、更なる下落を警戒した方が良いだろう。
レジスタンスの目安は先週末の高値である156.75円、節目の160.00円、年初来高値の162.00円(厳密には161.95円レベル)。サポートの目安は153.50円、151.50円。
レジスタンス: 156.75円、160.00円、162.00円
サポート:153.50円、151.50円、140.00円
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