20日はドル円が上昇、その他は小動き
東京早朝を154.66円で迎えると、東京株式市場オープン前に154.53円まで下落したものの、その後は買い戻しが優勢。ロシア、ウクライナ情勢がよりいっそう緊迫化する中でもドル円の先高観からか上昇が続き、155.30円台まで上昇した。
ロンドン時間は米長期金利が小幅に上昇する中で、ドル円はさらに上値を試す展開となり、155.89円を記録。
ただしNY午前中は売りが優勢。ウクライナ軍がロシア領内の軍事目標に対し、英国製の長距離ミサイル「ストームシャドー」を初めて発射。こうした状況が伝わるとユーロ円の売りに連れてドル円は155.06円まで下落した。
NY午後はエヌビディア決算への期待からかドル円、クロス円は買い戻される展開。ドル円は155.43円まで値を戻してNYクローズを迎えた。
なお発表されたエヌビディアの決算はアナリスト予想を小幅に上振れたが、反応は限定的で、発表前の価格から大きな変化はない。
また当日はFRBのボウマン理事、クック理事の講演原稿が発表され、両者ともに今後の追加利下げのペースに慎重な姿勢を示している。
南ア中銀、金融政策決定会合
08:50 日本前週分対外対内証券売買契約等の状況
14:10 植田日銀総裁がフランス大使館で講演(パリ・ユーロプラス、ファイナンシャル・フォーラム2024)
16:45 フランス11月企業景況感指数
17:30 香港10月CPI
20:00 トルコ中銀、金融政策決定会合
22:30 米国11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
22:30 米国前週分新規失業保険申請件数
24:00 ユーロ圏11月消費者信頼感
24:00 米国10月景気先行指標総合指数
24:00 米国10月中古住宅販売件数
引き続き4時間足で見れば上昇基調が続いている。昨日に届かなかった156円台へと乗せられるか注目したい。
レジスタンスの目安は先週末の高値である156.75円、節目の160.00円、年初来高値の162.00円(厳密には161.95円レベル)。サポートの目安は153.50円、151.50円。
レジスタンス: 156.75円、160.00円、162.00円
サポート:153.50円、151.50円、140.00円
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