11日の日経平均株価は小幅に上昇、前日比+32.95円、+0.08%となる39,533.32円で大引け。
日経平均株価は前日の終値より83円安い39,417円で寄り付き。オープン直後は上下の幅を試すような動きとなり、安値39,316円、高値39,599円をそれぞれ記録。その後は総理大臣指名選挙を控えて上値重く推移し、39,346円で前場クローズ。
後場は自民党の石破氏と立憲民主党の野田代表による決選投票を見守る時間帯となった。短期筋は動きづらかったものと想定され、前場の安値と高値の範囲内で推移し、39,533円まで買い戻されてクローズ。なお16時過ぎに石破氏の得票が野田氏を上回り首相に選出された。
当日は銘柄によってまちまちの動きとなった。個別の大型株ではアドバンテストが+48.9円、ソフトバンクグループが+28.6円と上昇した他、好調な決算をうけてテルモが+30.5円、ソニーグループが+27.9円とそれぞれ日経平均株価の上昇を牽引した。
※上記数値は日経平均株価への寄与度
また中国本土の株式市場は上海総合が+0.51%、CSI300が+0.66%と上昇したものの、香港のハンセン指数は▲1.45%と下落。
なお日経平均株価CFDは今朝6:00頃に39,627円で取引されており本日の東京株式市場は上窓を開けて寄り付きそうな状況。
11日の米国株式市場は一般消費財や金融が上昇を牽引。
SP500指数は前日比+12ドルとなる6,009ドルで寄り付き。
米国は退役軍人の日(Veterans Day)で祝日のなか、株式や債券市場は開場していたものの、薄商い。寄り付きで6,017ドルまで上昇したあとは利食い売りが優勢。6,011ドルでNY午後へと折り返すと、NY午後に5,987ドルまで下落したのち、6,004ドルまで値を戻して引けた。特段のイベントもなく、大きな値動きには繋がらなかった。
セクター別では一般消費財が+1.75%、金融が+1.41%、工業が+0.80%と好調。一方でハイテクや半導体銘柄は利食い売りが優勢となっている。個別の大型株ではテスラが+8.96%と連日の大幅上昇となったほか、新生成AI製品の販売に注力しているセールスフォースが+6.14%と好調。
一方でエヌビディアが▲1.61%、マイクロソフトが▲1.07%と半導体や大型ハイテクは利食い売りが優勢。
また昨日に8万ドル(1BTC=80,000USD)を突破したビットコインが対米ドルで続伸、執筆現在で8.8万ドルを記録している。
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