30日は日経平均先物が上昇、SP500指数は下落、ドル円は小動き
東京早朝を153.37円で迎えると、月末1営業日前ということもあり東京仲値にかけて実需取引主導で上下する場面も見られたが、値動きは限定的に留まった。
ロンドン時間は特段の材料ない中で米長期金利が低下、ドル円は下落へと転じ152.78円を記録。19時に発表された7-9月ユーロ圏GDPは前期比+0.4%、前年同期比+0.9%と低い数値ながらも予想を上振れる結果となり、ユーロが買われる場面も見られたが、米国の重要経済指標発表を控えてEUR/USDの変動は小動きに留まった。
その後21:15に発表された米国10月ADP雇用統計は+23.3万人と強い数値、予想との乖離が11.9万人と大きかったこともあり、米長期金利上昇、ドル高で反応。また21:30に発表された米国7-9月GDPが前期比年率で+2.8%と発表されると、ドル円は153.50円を記録した。内容は小幅に予想を下振れていたこともあり、153.50円を記録した後は米長期金利低下、ドル売りが優勢となったが、絶対値としては決して悪くない数値で、且つアトランタ連銀が集計する速報性の高いGDP集計と大差がなかったため、概ね市場の予想通りに収まったと見られる。
米国株式市場オープン後のドル円は152.90~153.40円の中で上下動を繰り返した。引けにかけては米長期金利が4.30%台へと上昇したことをうけてドル円も連れ高となり、153.41円でNYクローズを迎えている。
インド、シンガポール祝日
08:50 日本9月小売業販売額
08:50 日本9月百貨店・スーパー販売額
08:50 日本9月鉱工業生産
08:50 日本前週分対外対内証券売買契約等の状況
10:30 中国10月製造業PMI
正午頃、日銀金融政策決定会合
14:00 日本9月新設住宅着工戸数
15:30 植田日銀総裁、定例記者会見
16:00 ドイツ9月輸入物価指数
16:00 ドイツ9月小売売上高
16:45 フランス10月CPI
16:45 フランス9月PPI
17:30 香港7-9月期GDP
19:00 ユーロ圏10月HICP
19:00 ユーロ圏9月失業率
19:00 日本外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
20:30 米国10月チャレンジャー人員削減数
21:30 カナダ8月月次GDP
21:30 米国7-9月期単位労働コスト
21:30 米国9月個人所得
21:30 米国9月個人消費支出(PCEデフレーター)
21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
22:45 米国10月シカゴ購買部協会景気指数
ドル円は引き続き底堅く推移しており、執筆時点では153.30円レベルで取引が行われている。
引き続き今週の高値である153.88円をクリアに抜けられるか注目したい。一方で今週の安値である152.40円を割り込む場合は更なる下落を警戒。
本日も複数の重要指標、イベントを控えており、それらの結果次第で展開が大きく変わりそうだ。
レジスタンス: 155.00円
サポート:140.00円
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