25日は米長期金利が小幅に上昇、ドル円も上昇。
東京早朝を151.82円で迎えると、三村財務官より足元の円相場に関して、「一方向あるいは急速な動きが見られると認識している」「投機的な動きも含めて緊張感をさらに高めて注視している」と伝わったことや、10月東京都区部CPI(消費者物価)が予想を小幅に上振れたこともあり東京午後にかけて日本円の買い戻しが強まり151.46円を記録。
ロンドン時間は米国株価指数に買いが広がるなか、ドル円は152円丁度まで値を戻してNY時間を迎えた。
21:30に発表された米国9月耐久財受注は前月比▲0.8%と事前予想を0.2%と上振れ。瞬間的な市場の反応は小さかったものの、その後は米長期金利上昇、ドル買い優勢の展開となった。
NY午後は米長期金利が4.20%から4.24%へと一段と上昇するなか、ドル円は一時152.38円を記録。152.28円で週末を迎えた。
注目を集めた衆院選は、NHKによると自民・公明両党が、目標としていた過半数の233議席を下回り、自民党が191議席、公明党が24議席の215議席となった。この結果をうけて円安が進んでおり、今朝に一時153.30円を記録している。なお与党が過半数を割り込むのは民主党政権が誕生した15年前の2009年以来。
またブルームバーグによれば、イスラエル軍は26日、イランによる今月1日のミサイル攻撃への報復として、同国の軍事施設を空爆した。
ニュージーランド祝日
23:30 10月ダラス連銀製造業活動指数
ドル円チャート(4時間足)の注目点
自公過半数割れという衆院選の結果をうけて、執筆現在は153.00円を挟んでの推移が続いている。この円安の流れが継続するかが本日の焦点と言える。
レジスタンスは155.00円までないが、心理的な節目として154.00円も意識しておくと良いだろう。反対に金曜日のクローズ水準である152.28円を下回る場合にはさらなる下落を警戒したい。
レジスタンス: 155.00円、162.00円
サポート:140.00円
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