22日の日経平均株価は続落、前日比▲542.64円、▲1.39%となる38,411.96円で大引け。
日経平均株価は前日の終値より21円安い38,934円で寄り付き。週末に投開票が予定されている衆院選で与党が想定以上に苦戦を強いられるとの警戒感からか序盤から売りが強く、10時過ぎに38,201円まで下落、38,395円で前場クローズ。
後場も上値の重い展開が継続、38,500円レベルが上値抵抗となり、38,412円で大引け。日本の長期金利が0.99%まで上昇したことも投資家心理を冷え込ませた。
当日は幅広い業種に売りが広がっており、特に半導体や一代で急成長を遂げた高い成長力が魅力の企業が売られている。ファーストリテイリングが▲150.0円、東京エレクトロンが▲72.0円、アドバンテストが▲58.1円、ソフトバンクグループが▲23.9円とそれぞれ下落した。
※上記数値は日経平均株価への寄与度
なお中国株式市場は堅調な推移。上海総合が+0.54%、CSI300が+0.57%、香港のハンセン指数が+0.10%とそれぞれ上昇した。
また日経平均株価CFDは今朝7:00頃に38,270円で取引されており本日の東京株式市場は下窓を開けてオープンしそうな状況となっている。
22日の米国株式市場はまちまちの動き。ハイテク企業は堅調。
ロンドン時間に利食い売りが優勢となったことで、SP500指数は前日の終値より22ドル安い5,833ドルで寄り付き。序盤に5,821ドルまで下落したものの、以後は買いが優勢の展開となりNY午前のうちに5,842ドルまで上昇した。
発表されたIMF(世界通貨基金)の世界経済見通しは2024年が+3.2%で据え置き、2025年が+3.2%で0.1%の下方修正となったが市場の反応は限定的であった。
NY午後も底堅く推移し一時5,863ドルを記録したのち、5,851ドルと前日比では小幅安で引けた。ただ米長期金利が4.20%まで上昇する中でも、底堅さが印象的だった。
セクター別では工業が▲1.19%、素材が▲0.86%と軟調な推移。一方で生活必需品が+0.92%と上昇した。個別の大型株ではマイクロソフトが+2.08%、メタが+1.19%と好調。その他、好調な決算を公表したフィリップモリスが+10.47%と大きく上昇している。
なおロイターによれば、 イスラエル軍は親イラン武装組織ヒズボラの幹部で次期最高指導者候補と目されていたハシェム・サフィエディン師の殺害を確認した。サフィエディン師はイスラエルによる空爆で殺害された指導者ナスララ師のいとこ。
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