22日は原油WTI先物上昇、ドル円は小幅に上昇。
東京早朝を150.85円で迎えると、日経平均株価の下げに連れ安となり、10時過ぎに150.49円まで下落。週末に投開票が予定されている衆院選で与党が想定以上に苦戦を強いられるとの警戒感からか売りが強まった。ただドル円はその後に買いが優勢となり、午後には一時151.10円を記録する場面も見られた。
ロンドン時間は150.90円を中心とした方向感のない値動き。
NY時間は米長期金利上昇、ドル買い優勢の展開となった。発表されたIMF(世界通貨基金)の世界経済見通しは2024年が+3.2%で据え置き、2025年が+3.2%で0.1%の下方修正となったが市場の反応は限定的であった。
NY午後に151.21円まで上昇すると、その後は151円台を中心とした値動きが続き、151.09円でNYクローズを迎えた。強い米9月雇用統計、小売売上高から続く米長期金利上昇を追い風に、ドル円は底堅い値動きが継続している。
なおロイターによれば、 イスラエル軍は親イラン武装組織ヒズボラの幹部で次期最高指導者候補と目されていたハシェム・サフィエディン師の殺害を確認した。サフィエディン師はイスラエルによる空爆で殺害された指導者ナスララ師のいとこ。
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23:00 米国9月中古住宅販売件数
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27:00 米国米地区連銀経済報告
29:30 英国ベイリーBOE総裁、発言(G20財務相、中銀総裁会合)
引き続き底堅く推移しており、151.00円をクリアに上抜けことが出来るか試している状況。突破する場合には155.00円まで目安がなくなるので、勢いが加速する可能性も十分ありそうだ。
週末に衆院選を、11月5日には米大統領選挙を控えており、且つ中東情勢も緊張感が高まっているなかで、どこまでドル円が上昇するかが焦点。
レジスタンス: 151.00円、155.00円、162.00円
サポート:140.00円
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