21日は米長期金利上昇、ドル円上昇。
東京早朝を149.50円で迎えると、株式市場で週末から続く利食い売り優勢の展開が継続、ドル円もまずは下値を試す展開となり東京午前のうちに149.09円まで下落した。ただこのレベルでは次第に買い戻しが優勢になると、ロンドン時間へと移り変わるタイミングでは東京早朝の水準である149.50円を回復した。
ロンドン時間は米長期金利が上昇、ドル円は連れ高となり一時150.10円まで上昇した。特段の追加材料は無く、週明けのロンドン勢のセンチメントを反映したマーケットの動きと思われる。
NY時間も引き続き米長期金利が上昇し一時4.20%台を記録するなかで、ドル円はNY午後に150.89円まで上値を伸ばしたのち、150.85円で高値引け。ダラス連銀のローガン総裁、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁、カンザスシティー連銀のシュミッド総裁がそれぞれ「慎重なペースで金利を引き下げるべきだ」との見解を示したこともあり、金利の水準に見直しが入っている状況。
なおロイターによれば、シリアの首都ダマスカスのマッジ地区で、車がイスラエルの誘導ミサイルによる攻撃を受け、少なくとも2人が死亡、3人が負傷した。イスラエル軍報道官は後刻、この攻撃を確認。ヒズボラの送金部隊の責任者を殺害したと発表した。
BRICS首脳会議(ロシア西部、24日まで)
17:30 香港9月CPI
22:25 英国ベイリーBOE総裁、発言(ブルームバーグ・グローバル・レギュラトリー・フォーラム)
23:00 米国10月リッチモンド連銀製造業指数
力強い上昇を見せており151.00円の上値抵抗を試す展開となっている。仮に151.00円をクリアに上抜けると、次の上値抵抗のメドは155.00円となる。
今週は米国の重要経済指標の発表よりも、昨日のように当局者発言に注目が集まるだろう。
レジスタンス: 151.00円、155.00円、162.00円
サポート:140.00円
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