11日は米長期金利が上昇、ドル円上昇
※外国為替市場は相対取引のため、各社によって安値、高値は異なります。
東京早朝を148.58円で迎えると、東京仲値にかけて売りが優勢で148.40円まで下落したが、その後は底堅い推移が続きロンドン時間に149円台へと値を戻す展開になった。石破首相が今後の金融政策への対応について「日銀に対して期待を申し上げることはあるが、介入をすると捉えられることがないようによく考えていかなければならない」と語ったことも、円売り材料として捉えられた印象。
21:30に発表された米9月PPIは前年同月比で総合+1.8%、コア+2.8%とそれぞれ前月分、および事前予想を上振れ。米長期金利が小幅に上昇、ドル高の展開となり149.28円まで上昇。149.13円で週末を迎えた。
なお23時に発表された10月ミシガン大学消費者センチメントは68.9と予想を小幅に下振れる結果となったものの、相場への影響は限定的に留まった
14日は東京祝日の中、ドル円は150円丁度手前まで上昇。
東京早朝を149.08円で迎えると、日本が祝日でもあり東京時間は小動き。
ロンドン時間からリスクオンの動きが強まり、主要国の株価指数が上昇するなか、ドル円は上値を試す展開となり、149.70円台まで上昇した。
NY時間は149.98円まで上昇したのち、149.76円でNYクローズ。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁とウォラーFRB理事が、それぞれ今後の利下げペースに対する慎重な姿勢を示したことから米長期金利が上昇し、ドル買いが強まった。
また複数の報道機関より、中国の超長期債の特別発行に関する報道がなされたこともリスクオンの一因。
なおロイターによれば、イスラエル軍は14日、レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラに対する攻撃の範囲を拡大し、キリスト教徒が主に居住する北部のアイトゥを初めて攻撃した。レバノン赤十字によると、少なくとも21人が死亡したとのこと。
13:30 日本8月設備稼働率
15:00 英国9月失業保険申請件数
15:00 英国9月失業率
15:00 英国8月失業率(ILO方式)
15:00 ドイツ9月卸売物価指数
18:00 ドイツ10月ZEW景況感調査
18:00 ユーロ圏10月ZEW景況感調査
18:00 ユーロ圏8月鉱工業生産
21:30 10月ニューヨーク連銀製造業景気指数
21:30 カナダ9月CPI
ドル円上昇の勢いは継続しており、149.40円のレジスタンスを突破して節目の150.00円、次のレジスタンスとなる151.00円を窺う展開になっている。
東京祝日明けということもあり、且つ最近は中国本土の株式市場が活況であることから、特にアジア時間の投資家の動向に注目したい。
レジスタンス: 151.00円、155.00円、162.00円
サポート:140.00円
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