9日は日米株価指数が上昇、ドル円も上昇
※外国為替市場は相対取引のため、各社によって安値、高値は異なります。
東京早朝を148.20円で迎えると、東京仲値前に148.01円まで下落する場面も見られたが、このレベルで支えられて反発、次第に上昇へと転じた。また10:00にRBNZ(NZ中銀)が0.50%の利下げを実施し、政策金利を4.75%に設定したことでニュージーランドドルは売られたが、ドル円相場への影響は限定的に留まった。
東京午後はブルームバーグなど一部の情報配信会社から「中国当局が12日に財政政策に関する記者会見を開く見通し」と伝わったことで株高、円安の展開となり148.50円台を記録。
ロンドン時間はリスクオン地合いが継続。NY入りにかけて149.00円を窺う展開となった。
米国株式市場のオープンと共に、ドル円は149円台へ突入すると、その後も上昇の勢いは継続。ブルームバーグが、ダラス連銀のローガン総裁はより緩やかなペースでの利下げを支持していると報じたこともドル円を一層、底堅くさせた印象。
NY午後は149.20円でFOMC議事要旨の発表を迎えた。議事要旨は一部の参加者が0.25%の利下げを支持し、他の数人がその決定を支持する可能性があったことを示唆した。また9月の決定が将来における利下げペースを確約するものではないという点で幅広い合意があった。さらに何人かのメンバーはインフレ上昇リスクを指摘していることも明らかになった。これらの内容をうけて小幅にドル買いが進み、149.36円を記録。149.32円でNYクローズを迎えている。
なおバイデン米大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と中東情勢に関する電話会談を行ったもよう。
08:01 英国9月RICS住宅価格指数
08:50 日本9月国内企業物価指数
08:50 日本前週分対外対内証券売買契約等の状況
15:00 ノルウェー9月CPI
21:30 米国9月CPI
21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
直近は147円台ミドルで支えられて、149.40円のレジスタンスを試す展開となっている。ここを上抜ける場合には心理的な節目である150.00円が意識される。
今後は米指標や大統領選挙、日本の政治動向(衆院選)に左右されることになるが、現在までのところ底堅い推移が続いている。
レジスタンス: 149.40円、155.00円、162.00円
サポート:140.00円
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