4日は米長期金利上昇、日米株価指数とドル円も上昇
※外国為替市場は相対取引のため、各社によって安値、高値は異なります。
東京早朝を146.95円で迎えると、東京仲値までは堅調に推移したものの、その後は夕方に石破首相の所信表明演説を、夜に米9月雇用統計を控えて、手仕舞い売りが優勢の展開となり145.92円まで下落する場面も見られた。
その後、ロンドン時間にかけては買い戻しの動きが見られ146.50円レベルでNYの指標発表を迎えた。
注目の集まった米9月雇用統計は非農業部門雇用者数が+25.4万件、失業率が1ポイント低下し4.1%、平均時給が前月比+0.4%、前年同月比+4.0%と非の付け所のない数値で、米長期金利が上昇、ドル高が進み、ドル円は初動で148.00円を上抜ける展開となり、その後も力強く上昇。NY午後に149.00円をワンタッチしたのち、148.72円で週末を迎えた。
なお同日の夕方に石破首相による所信表明演説が行われ、同氏は「デフレ脱却を最優先に実現するため、経済あっての財政との考え方に立った経済・財政運営を行い、賃上げと投資が牽引する成長型経済を実現しつつ、財政状況の改善を進め、力強く発展する、危機に強靱な経済・財政を作っていきたい。」と述べた。
また週末にイスラエルはパレスチナ自治区ガザ北部に部隊を再び送り、レバノンでは激しい空爆と限定的な地上作戦を続行しているもよう。
中国祝日
08:50 日本9月外貨準備高
13:00以降 衆院で石破首相の所信表明演説への各党代表質問
14:00 日本8月景気先行指数
14:00 日本8月景気一致指数
15:00 ドイツ8月製造業新規受注
18:00 ユーロ圏8月小売売上高
28:00 米国8月消費者信用残高
米9月雇用統計を経て147.20円のレジスタンスを明確に上抜け、149.40円のレジスタンスを試す展開となっている。149.40円を上抜けた場合には節目の150.00円、155.00円が意識されそうだ。
一方で引き続き中東情勢は緊迫化しており、且つ石破首相の所信表明演説への各党代表質問が予定されているなど、相場が反転する材料もある点に留意しておきたい。
レジスタンス: 149.40円、155.00円、162.00円
サポート:140.00円
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