3日は原油WTI先物が上昇、ドル円も小幅に上昇
※外国為替市場は相対取引のため、各社によって安値、高値は異なります。
2日夕刻に石破首相が政策金利の引き上げに関して、「個人的には現在、追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」と語ったことをうけて円安の流れが強まるなか、東京早朝を146.47円で迎えると、東京仲値にかけて147.24円の当日高値を記録。
ただその後はさらに上を追う展開とはならず、一旦は売りが優勢となり、ロンドン時間にかけて146.30円レベルまで下押し。NY時間にかけては赤沢再生相が利上げを急ぐことで「経済に水を差すことはできない」との認識を示したこともあり、再び147円台へと乗せる場面も見られた。
23:00に発表された米9月ISM非製造業景況指数が54.9と事前予想を3.2ポイント上振れたことで米長期金利が上昇、ドル買いが強まり、ドル円は再び147.20円レベルまで上昇したが、またしてもこのレベルで上値が抑えられた。
その後は146.80円を中心とした値動きが続き、146.95円でNYクローズを迎えている。
なおNY午後にシカゴ連銀のグールズビー総裁が、WBEZCHICAGOというシカゴの公共ラジオ放送にて、「(労働市場を現在の環境で維持するために)中立金利に向けて急ピッチで利下げを行う必要がある」と自身の考えを示している。
中国祝日
15:45 フランス8月鉱工業生産
17:30 英国9月建設業PMI
21:30 米国9月雇用統計
引き続き147.20円のレジスタンスを窺う展開の中で、本日は米9月雇用統計を控えている。どのレベルで雇用統計を迎えるかで展開が変わると思うが、まずは147.20円をクリアに越えられるか、それとも反落するのかが1つの焦点となる。
また引き続き中東情勢を意識してトレードに臨むのが良いだろう。
レジスタンス: 147.20円、149.40円、155.00円、162.00円
サポート:140.00円
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