26日の日経平均株価は大きく上昇、前日比+1,055.37円、+2.79%となる38,925.63円で大引け。
米NASDAQ上場、半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーが引け後に決算発表、時間外取引で株価が急伸。これをうけて日経平均株価は前日の終値より397円高い38,267円で寄り付き。
為替が1ドル145円を窺う円安優勢の展開になっていたこと、また日本株は権利付最終売買日であったことから序盤から買いが優勢で、押し目なく38,814円まで上昇して前場クローズ。
後場は38,669円まで下落する場面も見られたが、特に終盤に権利目当ての強い買いが見られて38,926円まで上昇して大引け。自民党総裁選の投開票を明日に控えて、日本の政治改革への期待も株価を押し上げた印象。
幅広い業種に買いが広がったが、特に半導体関連に強い買いが見られた。またここのところ金利低下の影響で売られていた銀行株に買い戻しが見られている。個別の大型株では東京エレクトロンが+187.3円、アドバンテストが+92.3円、ファーストリテイリングが+78.5円、ソフトバンクグループが+68.7円とそれぞれ大きく上昇している。
※上記数値は日経平均株価への寄与度
当日は広範な景気刺激策への期待から中国株への資金流入も続いており、上海総合が+3.61%、CSI300が+4.23%とそれぞれ大きく上昇している。
なお日経平均株価CFDは今朝7:00頃に39,321円で取引されており本日の東京株式市場はさらに上窓を開けてオープンしそうな状況となっている。
26日の米国株式市場は主要3株価指数が揃って上昇。
21:30に発表された米新規失業保険申請件数は21.8万件と良好な結果。また同時刻に発表された米4-6月期実質GDP確定値は前期比年率で+3.0%と改定値から変化がなかった。
SP500指数はアジア時間における日本と中国の株価指数大幅上昇の流れをうけて、前営業日の終値より40ドル高い5,733ドルで寄り付き。直後に5,767ドルの当日高値を記録したが、その後は過去最高値でもあり利食い売りが続いた。
米長期金利が小幅に反発するなか、NY午後に一時5,721ドルまで下落する場面も見られたが、その後は引けにかけて買戻しが優勢となり5,748ドルでクローズ。
当日は素材が+1.97%、ITが+0.89%とそれぞれ株価指数の上昇を牽引した。一方で長期金利の上昇をうけて不動産が▲1.05%と売られた他、公益事業も▲0.72%と伸び悩んだ。
個別の大型株では決算発表を経てマイクロン・テクノロジーが+14.73%と大きく上昇。連れて半導体関連の株価が堅調に推移している。その他、グーグルが+0.77%、アップルが+0.51%とプラスで引けた。
なお米CNBCとのインタビューで、イエレン財務長官は「米国のインフレは十分制御されており、ソフトランディングに向かっている」という趣旨の内容を伝えている。
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