19日の日経平均株価は続伸、前日比+775.16円、+2.13%となる37,155.33円で大引け。
外国為替市場でUSD/JPYが1ドル=143円台まで反発するなか、日経平均株価は前日の終値より579円高い36,959円で寄り付き。
大きな注目を集めたFOMCは0.50%の利下げを決定、株高の機運が高まるなか日経平均株価は寄り付きのレベルを底値として一段と上昇、37,395円を記録したのち、37,289円で前場クローズ。後場に入ると上昇の勢いは続かなかったものの、37,200円台での推移が続いたのち、37,155円で大引け。
当日は商社、自動車、銀行など大企業が好調。また電気機器、機械、精密機器など輸出企業も堅調に推移した。個別の大型株ではファーストリテイリングが+105.9円、東京エレクトロンが+54.4円、ソフトバンクグループが+41.0円とそれぞれ日経平均株価の上昇に寄与している。
※上記数値は日経平均株価への寄与度
なお日経平均株価CFDは今朝7:00頃に37,715円で取引されており本日の東京株式市場は上窓を開けてオープンしそうな状況となっている。
19日の米国株式市場は主要3株価指数が揃って大きく上昇。半導体やハイテク大手が上昇を牽引。
20:00にイングランド銀行(英中銀)が政策金利を5.00%で据え置くことを発表、また金融緩和を急がない考えを示した。
21:30に発表された米新規失業保険申請件数は21.9万件と好結果、9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は1.7と基準の0を小幅に上回ったことで米長期金利が上昇、為替はドル高が強まった。ただ株価指数はFOMC明けとなるロンドン時間にすでに大きく上昇していたこともあり、前向きな材料ではあったものの、このタイミングにおける変動は小幅にとどまった。
SP500指数は前営業日の終値より84ドル高い5,703ドルで寄り付き。その後5,686ドルまで小幅に下押したあとは底堅い推移でNY午前のうちに5,720ドル台を記録。NY午後は更に上値を伸ばし5,734ドルまで上昇。ただ過去最高値でもあり引けにかけては利食い売りが優勢で5,714ドルまで下押してクローズ。
当日はITが+3.08%と上昇を牽引。一般消費財が+2.20%、通信サービスが+1.90%と続いた。個別の大型株ではエヌビディアが+3.97%と大きく上昇、その他の半導体銘柄も大きく上昇している。またテスラが+7.36%、メタが+3.93%、アップルが+3.71%アマゾンが+1.85%、マイクロソフトが+1.83%とハイテク大手が軒並み上昇しており、これがSP500指数の上昇を力強いものとした。
なおブルームバーグによれば、アップルはスマートフォン「iPhone」とタブレット端末「iPad」の基本ソフト(OS)を競合するテクノロジー企業に開放しなければ、最終的に多額の制裁金が科されるリスクを負うことになると欧州連合(EU)から警告を受けた。特にEUが米ハイテク大手に対して制裁金を課すケースが増えてきている印象。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。