18日の日経平均株価は上昇、前日比+176.95円、+0.49%となる36,380.17円で大引け。
外国為替市場でUSD/JPYが1ドル=140円台から142円台まで反発するなか、日経平均株価は前日の終値より343円高い36,546円で寄り付き。
序盤は時間外の流れを引き継ぎ36,675円まで上昇したものの、その後はやや上値重く推移し36,461円で前場クローズ。後場も売りが優勢で36,127円まで下落したが、引けにかけては値を戻し36,380円で大引け。
同日夜にFOMCを、金曜日に日銀金融政策決定会合を控えて、動意に乏しい展開となった。
当日は自動車、商社、銀行が上昇。また軟調な推移が続いている電気機器も買いが優勢となった。一方で医薬品や鉄道・バスはマイナス。個別の大型株ではファーストリテイリングが+73.6円、アドバンテストが+28.5円と上昇している。
※上記数値は日経平均株価への寄与度
なお日経平均株価CFDは今朝7:00頃に36,642円で取引されており本日の東京株式市場は上窓を開けてオープンしそうな状況となっている。
18日の米国株式市場は主要3株価指数が小幅に下落。
21:30に発表された米国8月住宅着工件数は年率換算件数で135.6万件(前月比+9.6%)、建設許可件数は147.5万件(前月比+4.9%)と今後の利下げを織り込んで好結果。
SP500指数は前営業日の終値より7ドル高い5,642ドルで寄り付くと、午後にFOMCを控えて、NY午前は小動きが続いた。
注目を集めたFOMCは政策金利であるFF金利の誘導目標レンジを0.5ポイント引き下げ、4.75~5.00%に設定。また年内残り2回の会合で、19人の当局者のうち7人が0.25%の追加利下げを、9人が0.5%の追加利下げを支持していることが示された。マーケットは初動で米長期金利低下、ドル安、米株高で反応、SP500指数は5,690ドルを記録した。
ただパウエルFRB議長の記者会見において「0.5%が今後の新しい利下げペースだと想定すべきではない」と将来の追加利下げペースが市場の折り込みよりも緩やかなものとなりそうなことが伝わると一転して米長期金利上昇、ドル高、米株安が強まりSP500指数は5,615ドルまで値を下げたのち、5,618ドルでクローズ。
当日は公益事業が▲0.77%、ITが▲0.51%、生活必需品が▲0.44%と軟調に推移。一方でエネルギーや通信サービスは小幅ながらプラスで引けている。個別の大型株ではエヌビディアが▲1.92%と軟調に推移、その他の半導体銘柄も弱かった。一方でアップルが+1.80%と上昇しており、これがSP500指数を支えている。
なおブルームバーグによれば、イスラエルのガラント国防相はイスラム武装組織との戦いが「新たな段階」に入ったと述べ、レバノン国境地域に部隊を振り分けると明らかにした。「戦闘の重心を北に移す。つまり北部に配備する兵力とリソース、エネルギーを強化する」と発言した。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。