18日はFOMCで乱高下も、日米株価指数、ドル円は概ね横ばい推移
※外国為替市場は相対取引のため、各社によって安値、高値は異なります。
東京早朝を142.42円で迎えると、売りが優勢の展開。東京株式市場オープンで142.00円をクリアに下抜けると、午後に141.22円まで値を下げる場面が見られた。
ロンドン時間はFOMCを控えて緩やかに買い戻しが進み141.90円レベルで米経済指標の発表を迎えた。
21:30に発表された米国8月住宅着工件数は年率換算件数で135.6万件(前月比+9.6%)、建設許可件数は147.5万件(前月比+4.9%)と今後の利下げを織り込んで好結果。ただし、午後にFOMCを控えて、NY午前は小動きが続いた。
注目を集めたFOMCは政策金利であるFF金利の誘導目標レンジを0.5ポイント引き下げ、4.75~5.00%に設定。また年内残り2回の会合で、19人の当局者のうち7人が0.25%の追加利下げを、9人が0.5%の追加利下げを支持していることが示された。マーケットは初動で米長期金利低下、ドル安、米株高で反応、ドル円は一時140.44円まで下落した。
ただパウエルFRB議長の記者会見において「0.5%が今後の新しい利下げペースだと想定すべきではない」と将来の追加利下げペースが市場の折り込みよりも緩やかなものとなりそうなことが伝わると一転して米長期金利上昇、ドル高、米株安が強まりドル円は142円台を回復すると142.71円を記録、その後に142.29円でNYクローズ。
なおブルームバーグによれば、イスラエルのガラント国防相はイスラム武装組織との戦いが「新たな段階」に入ったと述べ、レバノン国境地域に部隊を振り分けると明らかにした。「戦闘の重心を北に移す。つまり北部に配備する兵力とリソース、エネルギーを強化する」と発言した。
南ア中銀、金融政策決定会合
07:45 ニュージーランド4-6月期GDP
10:30 オーストラリア8月新規雇用者数
17:00 ノルウェー中銀、金融政策決定会合
17:00 ユーロ圏7月経常収支
20:00 トルコ中銀、金融政策決定会合
20:00 英国中銀(BOE)、金融政策決定会合
20:00 英国英中銀金融政策委員会、議事要旨
21:30 米国4-6月期四半期経常収支
21:30 米国9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
23:00 米国8月景気先行指標総合指数
23:00 米国8月中古住宅販売件数
昨日はFOMCをうけて乱高下したものの、結局は上昇へと転じている。まずはこの流れがどこまで持続するか注目。
チャートとしては143.50円の直近高値、144円前半を上に抜けると底堅くなるだろう。一方で再度140.00円を下抜けると、一段と下値を試しそうな状況に変わりはない。
レジスタンス:144.25円、151.00円、155.00円、162.00円
サポート:140.00円
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