17日は米長期金利が小幅に反発、ドル円は上昇
※外国為替市場は相対取引のため、各社によって安値、高値は異なります。
東京早朝を140.61円で迎えると、序盤は139円台からの反発の流れが継続、141.25円を記録。ただ、寄り付きから日本株が軟調に推移し下げ幅を拡大する展開になると、ドル円は下落へと転じ140.32円を記録する場面もあった。
ロンドン時間は140.55円を挟んで上下に25銭程度の方向感のない値動きが続いた。
21:30に発表された米国8月小売売上高は710.8Bil、前月比+0.1%と予想を上振れ。単月で過去最高の数値を更新したことに加えて、7月分の数値に+0.7Bilの上方修正が入ったこともあり米長期金利が上昇、ドル高の流れが醸成された。
また22:15に発表された米国8月鉱工業生産は前月比+0.8%と予想を上振れ。米長期金利上昇、ドル高の流れが継続し早朝の高値141.25円を突破。NY午前のうちに141.89円まで上昇した。
NY午後もドル高の流れが継続、節目の142円丁度を突破すると142.47円まで上昇したのち、142.42円でNYクローズを迎えた。
なおブルームバーグによればレバノンでポケベル型の通信機器が各地で爆発し、数人が死亡、3000人近くが負傷したもよう。レバノン当局はイスラエルによる組織的な攻撃だと非難した。
またロイターによれば米共和党のジョンソン下院議長は、2024会計年度末(9月末まで)の接近に伴い、6カ月間のつなぎ予算案を18日にも下院で採決する方針を明らかにした。ただ、選挙時の投票に際して米市民権の証明を義務付ける条項が含まれており、上院で多数派を占める民主党の反対が予想されている。
韓国、香港祝日
07:45 ニュージーランド4-6月期四半期経常収支
08:50 日本7月機械受注
08:50 日本8月貿易統計
15:00 英国8月CPI
15:00 英国8月小売物価指数
17:00 南ア8月CPI
18:00 ユーロ圏7月建設支出
18:00 ユーロ圏8月HICP(改定値)
20:00 米国MBA住宅ローン申請指数
21:30 米国8月建設許可件数
21:30 米国8月住宅着工件数
21:30 米国8月建設許可件数
27:00 米国FOMC、終了後政策金利発表
27:30 米国パウエルFRB議長、定例記者会見
29:00 米国7月対米証券投資
30:30 ブラジル中銀、金融政策決定会合
昨日は強い米国8月小売売上高をうけてドル高が進行、ドル円はショートカバーが入ったような動きで一時142円台ミドルを回復している。
チャートとしては143.50円の直近高値、144円前半を上に抜けると底堅くなるだろう。一方で再度140.00円を下抜けると、一段と下値を試しそうな状況に変わりはない。
本日はFOMCに注目したい。
レジスタンス:151.00円、155.00円、162.00円
サポート:140.00円
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