10日は米長期金利が低下、ドル円下落
※外国為替市場は相対取引のため、各社によって安値、高値は異なります。
東京早朝を143.16円で迎えると、10日、ゴトー日でもあり実需の円売りが旺盛で東京仲値にかけて143.50円まで上昇。その後は実需の円買いに押される時間が続いたが、ロンドン時間に掛けて再び円売りが強まり143.71円の当日高値を記録した。
ただこのレベルより上を買っていく材料に不足していたのか次第に売りが優勢になると、ロンドン時間の終盤は143円台前半まで押しもどされた。
特段のイベントないなかでNY時間に近づくにつれて米長期金利が低下、しばらく支えられていたサポートレベルの3.70%を下抜けると、ドル円は143.00円をクリアに割り込み下落、NY正午頃に142.20円の当日安値を記録した。
NY午後は大手ハイテク・半導体銘柄を中心に株価が反発、主要株価指数が上昇へと転じる中でドル円も小幅に持ち直し142.46円でNYクローズ。
なおブルームバーグによればアップルはアイルランドでの追徴課税130億ユーロを巡る欧州連合(EU)での法廷闘争に敗れた。
10:00 トランプ・ハリス氏の討論会(ABCテレビ)
15:00 英国7月月次GDP
15:00 英国7月鉱工業生産
15:00 英国7月製造業生産指数
15:00 英国7月商品貿易収支
15:00 英国7月貿易収支
20:00 米国MBA住宅ローン申請指数
21:30 米国8月CPI
23:20 エヌビディア、フアンCEO公演
25:00 ロシア8月CPIA
日米株価指数はそれなりに堅調に推移しているものの、米長期金利が低下したことでドル円の売りが強まっている状況。まずは東京時間、どの程度まで下値を試すか注目。
下落する時の目安は直近安値141.70円、年初来安値140.25円、節目の140.00円。一方で上昇する場合には、まずは144円前半の直近高値を越えられるか注目。
レジスタンス:151.00円、155.00円、162.00円
サポート: 141.70円、140.00円
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