30日の日経平均株価は上昇、前日比+285.22円、+0.74%となる38,647.75円で大引け。
8:30に発表された全国CPI(消費者物価指数)の先行指標である8月東京都区部CPIは前年同月比、総合が+2.6%、コアが+2.4%と予想を0.2%上振れ。
日経平均株価は前日の終値より25円高い38,388円で寄り付き。序盤に38,317円まで下押す局面が見られたものの、その後は買いが優勢で38,591円まで値を切り上げて前場クローズ。
後場は、一旦は利食い売りが優勢となり38,422円まで下落する局面が見られたものの、引けにかけては強い買いが見られ38,670円まで上昇したのち、38,648円で高値引け。
当日は多くの業種に買いが広がったが、特に自動車、商社、事業法人向けの機械製造を手掛ける企業が堅調であった。個別の大型株ではアドバンテストが+63.0円、ソフトバンクグループが+51.0円、TDKが+33.1円、リクルートが+29.4円とそれぞれ上昇している。
※上記数値は日経平均株価への寄与度
なお日経平均株価CFDは今朝7:00頃に38,953円で取引されており本日の東京株式市場は大きく上窓を開けてオープンしそうな状況となっている。
30日の米国株式市場は主要3株価指数が揃って上昇。
21:30に発表された米国7月個人消費支出(PCEデフレーター)は前年同月比、総合が+2.5%、コアが+2.6%と概ね事前予想と差のない結果。
徐々に下値を切り上げているSP500指数は日本株上昇の流れを引き継ぎ前日の終値より24ドル高い 5,616ドルで寄り付き。NY午前は5,632ドルまで上昇したが、勢いは続かず反落しNY正午過ぎに5,582ドルまで下押す局面も見られた。
ただその後は徐々に買い戻しが優勢となりNY午前の高値を上抜けると、特に引けにかけて強い買いが見られ5,651ドルまで上昇したのち、5,650ドルで高値引け。米長期金利が反発地合いとなるなかでも主要株価指数は底堅く推移した。
当日は幅広い業種に買いが広がったが、アマゾンの大幅上昇をうけて一般消費財が+1.92%と好調。他に工業が+1.11%、ITが+1.06%、素材が+1.02%と続いた。
個別の大型株ではテスラが+3.80%、アマゾンが+3.71%、イーライリリーが+2.11%と大きく上昇。エヌビディアが+1.51%と上昇した他、その他の半導体メーカーも軒並み上昇している。
米国祝日前に株式市場には楽観的なムードが広がった。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
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