29日の日経平均株価は小幅安、前日比▲9.23円、▲0.02%となる38,362.53円で大引け。
世界的に注目を集める半導体メーカー「エヌビディア」の第2四半期決算をうけて同社の株価が大きく下落、日経平均株価は前日の終値より252円安い38,120円で寄り付き。
序盤に37,970円までさらに値を下げたものの、エヌビディア株が時間外で次第に買い戻されるなかで日経平均株価も反発、38,209円まで値を戻して前場クローズ。後場に入ると38,401円と前日比でプラス圏に浮上する場面も見られたが、そこから小幅に値を下げた38,363円で大引け。同株価指数の底堅さが確認された1日であった。
当日は半導体銘柄中心に売りが広がり、その他の業種はまちまちの動きとなっている。個別の大型株では東京エレクトロンが▲45.1円、ソフトバンクグループが▲39.2円と大きく下落。一方でファーストリテイリングが+30.4円と上昇した。
※上記数値は日経平均株価への寄与度
なお日経平均株価CFDは今朝7:00頃に38,376円で取引されており本日の東京株式市場は前営業日の終値とおおむね同水準でオープンしそうな状況となっている。
29日の米国株式市場はエヌビディアを除いて底堅い動き。
エヌビディア株が時間外で買い戻されるなか、注目を集めた米国4-6月期GDP改定値は+3.0%と0.2ポイントの上方修正、これをうけて市場は米長期金利上昇、ドル高、米株高で反応した。
SP500指数は前日の終値より20ドル高い 5,613ドルで寄り付き。NY午前は買いの勢いが非常に強く5,642ドルまで上昇。エヌビディアおよび半導体、ハイテク中心に買いが広がった。ただNY午後は利食い売りが優勢で、特に03:00以降に売りが強まり一時5,584ドルまで下落したのち、5,593ドルで引けた。
当日は市場を賑わせているエヌビディアが、対話型AI「ChatGPT」を開発した米オープンAIの資金調達ラウンドへの参加を巡り協議を行ったとする関係者談が複数誌より報じられる中で、思惑での売買が広がった印象。なおダウ工業平均は過去最高値を更新。
SP500のセクター別ではエネルギーが+1.26%、金融が+0.85%、工業が+0.56%と上昇を牽引。一方でITが▲0.74%とエヌビディアに引きずられる形で伸び悩んだ。
個別の大型株ではビザとマスターカードが揃って+1.91%の上昇。アップルが+1.46%、アマゾンが+0.77%、マイクロソフトが+0.61%と上昇を牽引。ただエヌビディアが▲6.38%と大きく下落。その他の半導体銘柄はまちまちの動きとなっている。
なおロイターによれば、イスラエルとイスラム組織ハマスは、ポリオ(小児まひ)予防接種のため、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘の一時休止に合意したもよう。
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