28日は日米株価指数が軟調に推移したものの、ドル円は底堅い値動き。
※外国為替市場は相対取引のため、各社によって安値、高値は異なります。
東京早朝を143.95円で迎えると、序盤に143.69円まで下押したが、その後は買いが優勢で東京午後にかけて一時144.50円を回復。なお氷見野日銀副総裁は、甲府市で開いた金融経済懇談会で講演し、「消費は腰折れしないという見方で、経済・物価は見通しに沿った展開となることがメインシナリオ」と述べ、植田総裁の答弁を踏襲し、追加利上げを匂わせる内容となったが、ドル円相場への影響は限定的に留まった。
ロンドン時間は144.06円まで下押す局面も見られたものの、NY入りにかけて強い買いが見られ145.04円まで上昇した。MXN/JPYが大きく買われた局面で、ドル円も連れ高となった印象。
NY時間は上値の重い展開。特に米国の主要株価指数がエヌビディア決算を控えて手仕舞い売り優勢となるなかで、リスクを積極的に取る動きは広がらず、為替はMXN/JPYが反落、ドル円も連れ安となり144.59円でNYクローズ。
なお注目の集まった引け後のエヌビディア決算では第2四半期の売上高は300億ドルと市場予想を上回った。しかし第3四半期の売上高予測は325億ドル前後となっており、これが一部アナリストの予想平均を下回ったもよう。同社の株価は時間外で8%強下落しており、米国の主要株価指数も時間外で連れ安となっている。
08:50 日本前週分対外対内証券売買契約等の状況
14:00 日本8月消費者態度指数
15:00 スウェーデン4-6月期GDP
18:00 ユーロ圏8月経済信頼感
21:00 ドイツ8月CPI
21:30 カナダ4-6月期四半期経常収支
21:30 米国4-6月期GDP(改定値)
21:30 米国4-6月期GDP個人消費(改定値)
21:30 米国4-6月期コアPCE(改定値)
21:30 米国7月卸売在庫
21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
23:00 米国7月住宅販売保留指数
徐々に値を切り上げてきているものの、145円台では上値の重い状況が続いている。決め手がなく追加材料を探る時間帯だと思うので、本日の米国経済指標に注目したい。
レジスタンス:151.00円、155.00円、162.00円
サポート: 140.00円
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