27日の日経平均株価は下落、前日比+178.40円、+0.47%となる38,288.62円で大引け。
前日の米国株式市場で半導体・ハイテク銘柄中心に売りが広がったことをうけて、日経平均株価は前日の終値より44円安い38,066円で寄り付き。序盤は売りが優勢で37,911円まで値を下げたものの、次第に買いが優勢になると徐々に38,000円をサポートとして底堅く推移した。
後場に入っても買いが優勢で38,366円まで上値を伸ばしたのち、38,289円で大引け。日本銀行が公表した基調的なインフレ率を補足するための2024年7月指標が刈込平均値:+1.8%、加重中央値:+1.1%、最頻値:+1.5%とすべて目標とする2.0%を下回ったことで日銀の継続的な利上げに疑念をもたらしたこと、為替相場がドル高、円安へと振れたことも日経平均株価にとって追い風となった印象。
業種別では自動車や商社が堅調、製造業も底堅く推移した。ただ水曜日のNYクローズ後にエヌビディアの決算を控えて、半導体銘柄は売りが優勢となった。個別の大型株ではファーストリテイリングが+25.5円、中外製薬が+23.2円と上昇した一方、アドバンテストが▲25.4円、東京エレクトロンが▲24.0円と伸び悩んだ。
※上記数値は日経平均株価への寄与度
なお日経平均株価CFDは今朝7:00頃に38,318円で取引されており本日の東京株式市場は概ね前日の終値と同水準でオープンしそうな状況となっている。
27日の米国株式市場は主要3株価指数が小幅に上昇。
ロンドン時間に米長期金利が小幅に反発、ドルのショートカバーが優勢となるなかSP500指数は前日の終値より15ドル安い 5,603ドルで寄り付き。
序盤に5,593ドルまで値を下げたものの、その後は底堅い値動き。23:00に発表された米消費者信頼感指数が103.3と予想を2.6ポイント上回ったことも追い風となった。次第にエヌビディアに買い戻しの動きが広がるなかでNY午前のうちに5,631ドルまで反発する局面も見られた。
NY午後は落ち着いた値動き。NY午前の高値5,631ドルで上値は抑えられたものの、底堅く推移して5,627ドルでクローズ。
当日はITが+0.63%と上昇を牽引。金融が+0.48%と続いた。一方で、公益事業が▲0.74%、一般消費財が▲0.47%、通信サービスが▲0.44%と伸び悩んだ。個別の大型株ではエヌビディアが+1.46%と反発。ただテスラが▲1.88%、アマゾンが▲1.36%、グーグルが▲0.89%と伸び悩んだことでSP500指数全体の上昇は小幅に留まっている。
なおロイターによれば、米ホワイトハウスのカービー大統領補佐官はイランがイスラエルを攻撃すれば、米国はイスラエルを防衛すると改めて表明した。
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