ドル安、円高
ドル円は週末に大きく下落。1ドル=147.65円からスタートすると、週初はリスクオンムードが強まり148.05円まで上昇。ただその後は米雇用者数が年次改定にて大幅に下方修正されるといったルーマーや、セブン&アイHDがカナダのコンビニ大手から買収提案を受けたことなどをきっかけに急落、147円丁度を割り込むと、146円丁度も下抜け145.19円まで急落した。その後は株価指数の上昇に連れて持ち直しの動きが見られていたが、水曜日に発表された2024年米雇用者数の年次改定の調整幅が▲81.8万人(▲0.5%)となったことで再びドル売りが優勢となり144.46円まで下落。戻りは強く146円台を回復する局目も見られたが、注目が集まった週末のジャクソンホール会合でパウエルFRB議長が金融政策の転換(9月利下げ開始)を示唆したことで、再びドル売りが強まり144.05円まで下落したのち、144.39円で引けた。
ユーロは大きく上昇。1ユーロ=1.1024ドルからスタートすると、米雇用者数が年次改定にて大幅に下方修正されるとしたルーマーから、このレベルを底値として底堅い値動き。火曜日に発表されたカナダ7月CPIは、中央値やトリム値など芯の部分で低下が確認され米長期金利が低下、ドル売りが強まり1ユーロ1.11ドルを突破。その後は週末まで1.1100をサポートとした底堅い値動きが続き、迎えたジャクソンホール会合でパウエルFRB議長発言をうけて一時1.12ドルをワンタッチ、1.1193ドルで高値引け。
ドル売りが優勢。1ドル=7.1620元からスタートすると、週初は米雇用者数の大幅下方修正ルーマーからドル売りが優勢で7.14元を割り込むと、水曜日の早朝に今週の安値となる7.1128元を記録。木曜日に米カンザスシティー連銀総裁が米雇用者数の大幅下方修正に対して、「大きな数字ではあるが、金融政策の道筋について考える上で変化をもたらすものではない」と語ったことで7.14台まで値を戻した。ただ週末のジャクソンホール会合においてパウエルFRB議長が「これ以上の労働市場の悪化を望まない」と発言したことで、再びドル売りが強まり7.1160まで値を下げてクローズ。
ドル売りが優勢(152/196ヵ国)
クロス円は軒並み下落
※通貨騰落率を可視化し、現在の「相場のテーマ」の推測に役立てています
ドル安の流れが継続するか!?
日本円など通貨によっては要人発言や、地政学リスクに大きく影響をうけるため、ドルの流れとは別に個別に追っていく必要があるだろう。
想定レンジ:142.50~146.00
日米の金融政策は反対方向に向かって動いており、しばし大きな上昇は見込みづらいだろう。
ただし株価指数が持ち直すと、どうしても低金利通貨の日本円は売られやすいので、引き続き上下動をしながらの推移になりやすいだろう。エントリーポイントは厳密に選別したい。
想定レンジ:EUR/USD 1.1080~1.1350
基軸通貨性があり、ドルが安くなる局面で素直に買われやすい通貨と言える。
ただし急ピッチで上昇しているため、週を通じて上昇ペースが持続するかが注目点。
想定レンジ:USD/CNH 7.00~7.18
ドル安が続くようならばUSD/CNHは下落しやすい。
ただし人民元も弱いので、大きな下落というよりは緩やかな下落をイメージしている。
26日
インド、英国祝日
17:00 ドイツ8月IFO企業景況感指数
21:30 米国7月耐久財受注
27日
08:50 日本7月企業向けサービス価格指数
15:00 ドイツ4-6月期GDP(改定値)
22:00 米国4-6月期住宅価格指数
22:00 米国6月住宅価格指数
22:00 米国6月ケース・シラー米住宅価格指数
23:00 米国8月消費者信頼感指数
23:00 米国8月リッチモンド連銀製造業指数
28日
10:30 オーストラリア7月CPI
15:00 ドイツ9月GFK消費者信頼感調査
15:45 フランス8月消費者信頼感指数
20:00 米国MBA住宅ローン申請指数(前週比)
NYクローズ後 エヌビディア決算
29日
08:50 日本前週分対外対内証券売買契約等の状況
14:00 日本8月消費者態度指数
15:00 スウェーデン4-6月期GDP
18:00 ユーロ圏8月経済信頼感
21:00 ドイツ8月CPI
21:30 カナダ4-6月期四半期経常収支
21:30 米国4-6月期GDP(改定値)
21:30 米国4-6月期GDP個人消費(改定値)
21:30 米国4-6月期コアPCE(改定値)
21:30 米国7月卸売在庫
21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
23:00 米国7月住宅販売保留指数
30日
08:30 日本7月失業率
08:30 日本7月有効求人倍率
08:30 日本8月東京都区部CPI
08:50 日本7月鉱工業生産
08:50 日本7月小売業販売額
14:00 日本7月新設住宅着工戸数
15:00 ドイツ7月輸入物価指数
15:00 ドイツ5月小売売上高
15:00 英国8月ネーションワイド住宅価格
15:45 フランス7月消費支出
15:45 フランス8月CPI
15:45 フランス7月PPI
16:55 ドイツ8月失業者数
16:55 ドイツ8月失業率
17:30 英国7月消費者信用残高
17:30 英国7月マネーサプライM4
18:00 ユーロ圏8月HICP
18:00 ユーロ圏7月失業率
19:00 日本外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
21:00 インド4-6月期GDP
21:30 カナダ4-6月期GDP
21:30 カナダ6月月次GDP
21:30 米国7月個人所得
21:30 米国7月個人消費支出(PCEデフレーター)
22:45 米国8月シカゴ購買部協会景気指数
最短
60
分で取引開始!
口座開設
はこちら
最短
60
分で取引開始!
口座開設
はこちら
最短
60
分で取引開始!
口座開設
はこちら
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。