15日は日米株価指数が続伸、ドル円も大きく上昇
※外国為替市場は相対取引のため、各社によって安値、高値は異なります。
東京早朝を147.32円で迎えると、東京株式市場の寄り付き前に発表された日本4-6月GDPが前期比+0.8%と事前予想を上回り、実数としても前向きな数値で、これが好材料となり株高が進行、ドル円は買いが強まる展開となり147.60円台を記録した。
東京午後~ロンドン時間はやや上値重く推移。ここまで日米株価指数などのリスク資産が急ピッチで買い戻されたために一旦の手仕舞いも少なくなかったのか株価の上昇が一服、ドル円の上昇も連れて一服となり、147.20円台でNY指標の発表を迎えた。
発表された米国7月小売売上高は単月の過去最高数値を更新、709.7Bilを記録、前月比+1.0%と強い伸びを見せた。また同時刻に発表された新規失業保険申請件数も227Kと好結果、前月比でも低下しており、小売と併せて非常に強い内容となった。これをうけて米長期金利が上昇、ドル高、米国株高の展開。ドル円は一気に149円台へと突入した。
当日は他にも7月NY連銀とフィラデルフィア連銀の製造業景況指数、鉱工業生産など発表されたが、市場に対して大きく影響を与える内容ではなかった。
ドル円はNY午後も上値を試す展開で一時149.39円まで上昇したのち、149.29円でNYクローズを迎えている。
なおブルームバーグによれば、米セントルイス連銀のムサレム総裁は、「利下げが適切になる時期が近づいている」との見解を示したもよう。ただ相場への影響は限定的に留まっている。
13:30 日本6月第三次産業活動指数
15:00 英国7月小売売上高
18:00 ユーロ圏6月貿易収支
21:30 米国7月建設許可件数
21:30 米国7月住宅着工件数
23:00 米国8月ミシガン大学消費者態度指数
非常に強い7月小売をうけて147円台ミドルのレジスタンスを上抜け、一気に149円台まで上昇した。上昇が続く場合の次のターゲットは節目の150円丁度、そして151.00円となる。
この上昇の勢いが継続するのか、それとも週末でもあり利食い売りが優勢になるのか、どちらにしてもNYの指標に注目が集まるだろう。
レジスタンス:151.00円、155.00円、162.00円
サポート: 140.00円
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