25日は日米株価指数が続落、ドル円は大きく値を下げたのち反発。
東京早朝を153.90円で迎えると東京株式市場オープンで日本株が大きく売られ、円の買い戻しが強まりドル円は早々に153.00円を割り込んだ。午後に入っても売りは止まらず152.24円まで安値を更新したのち、小幅に反発してロンドン時間へ。
ロンドン時間を152.86円で迎えると再び売りが強まり当日の安値となる151.94円を記録。19:00頃に日本経済新聞が「日銀が追加利上げの時期を模索している」と報じるなど、次回日銀会合における金融政策の変更が注目を集めるなか、上値の重い展開が続いた。
注目を集めた米国4-6月期GDPに向けて買戻しの動きが強まり、152.80円レベルで指標発表を迎えると、発表された数値は前期比年率で+2.8%と強い結果。これをうけてドル買いが強まり154.00円を突破。NY午後は高値を154.32円まで更新したのち、153.95円でNYクローズを迎えた。
なおブルームバーグによれば、イエレン米財務長官が「主要7カ国(G7)中央銀行・財務相会合のコミットメントを引き合いに為替レートは市場で決定されるべきだ」との見解をあらためて示したもよう。
パリ五輪開会式
08:30 日本7月東京都区部CPI
15:45 フランス7月消費者信頼感指数
19:30 ロシア中銀、金融政策決定会合
21:30 米国6月個人所得
21:30 米国6月個人消費支出(PCEデフレーター)
153.60円を割り込み一時151.94円を記録したものの、瞬間的に値を戻しており152.00円のサポートは有効に機能している。どこまで戻りを試せるか、それとも再び売りに押されるか、東京株式市場オープンの動きに注目したい。
下落の勢いは強いため、ドル円、クロス円の買いでエントリーする場合はしっかりとリスクをコントロールして臨むのが良いだろう。
レジスタンス:162.00円
サポート: 152.00円、150.00円
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